友人や知人から突然「いい話があるんだけど…」と声をかけられた経験はありませんか?その「いい話」が、MLM(マルチレベルマーケティング)の勧誘だったというケースは少なくありません。特にナチュラリープラスは、健康食品やサプリメントを中心とした人気の高いMLM企業のひとつです。
この記事では、ナチュラリープラスとはどんな会社なのかを正確に理解したうえで、大切な人間関係を壊さずに上手に断る方法をお伝えします。勧誘を受けて困っている方、断り方がわからなくて悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ナチュラリープラスはこんな会社

ナチュラリープラスという会社について
会社概要
ナチュラリープラス(Naturally Plus)は、1999年に設立された日本発のMLM(ネットワークビジネス)企業です。本社は東京にあり、アジアを中心に世界各国で事業を展開しています。「自然の力で人々の健康と豊かさを実現する」というコンセプトを掲げており、主にサプリメントや美容・健康関連商品を扱っています。
直販モデルではなく、会員(ディストリビューター)が製品を販売し、さらに新しい会員を勧誘することで報酬が得られるネットワークビジネス(MLM)モデルを採用しています。日本国内では特定商取引法に基づく「連鎖販売取引」に該当します。

実は、設立して間もない頃、母が登録していまして、私も母の紹介で登録していました(笑)
MLMとネットワークビジネスの違いは?
「MLM」と「ネットワークビジネス」はほぼ同義で使われることが多いですが、一般的にMLMはより組織的なダウンライン(自分が勧誘した会員のネットワーク)による収益構造を指します。ナチュラリープラスはその代表的な企業のひとつです。
合法的なMLMは、製品の販売に重点を置いており、単に人を集めるだけで収益が発生するピラミッド型のスキームとは法律上区別されています。ただし、勧誘手法や収益構造によっては、参加者が期待どおりの収益を得られないケースも少なくないのが現実です。
ナチュラリープラスの商品ラインナップ

ナチュラリープラスの商品は、品質の高さを売りにした健康・美容系のアイテムが中心です。代表的なものをご紹介します。
IZUMIO(イズミオ)
水素水の一種で、ナチュラリープラスを代表する看板商品です。水素を高濃度に溶け込ませたアルミパウチに入った飲料水で、「抗酸化作用」を謳っています。価格帯は一般的なミネラルウォーターよりも大幅に高く設定されており、会員価格でも1パックあたり数百円程度します。
Super Lutein(スーパーラテイン)
ルテインを主成分としたサプリメントです。目の健康維持や抗酸化作用をうたっており、特に中高年層に人気があります。ルテインはほうれん草やケールなどの野菜にも含まれる成分ですが、ナチュラリープラスは高品質な原料を使用しているとアピールしています。
その他の商品
- Super Lutein Mirto+(視覚サポート系サプリ)
- Super Lutein Rosso(リコピン配合)
- 美容系スキンケア製品
- プロテインやその他栄養補助食品
これらはいずれも比較的高価格帯の製品であり、会員になることで割引購入や収益参加が可能になる仕組みです。品質についての口コミは良いものもありますが、価格の高さについては賛否両論あります。
MLM ナチュラリープラスの勧誘方法

ナチュラリープラスに限らず、MLMの勧誘にはいくつかの典型的なパターンがあります。「もしかして勧誘されている?」と感じたとき、判断材料にしてください。
よくある勧誘のパターン
① 「いい話があるんだけど」と曖昧に誘われる
勧誘の多くは、最初からMLMやネットワークビジネスとは明言されません。「健康にいいものを紹介したい」「副業で稼げる方法を教えたい」という形で近づいてくることが多いです。
② カフェや自宅などプライベートな場所に呼ばれる
最初の接触はカジュアルな雰囲気で行われることが多く、「ちょっとランチしながら話そうよ」という感じで誘われます。断りにくい場所・状況を意図的に選ぶケースもあります。
③ 商品体験や勉強会への参加を促される
「無料で試してみて」「勉強会に来るだけでいいから」という低いハードルで誘い込み、参加することで次第にビジネスへの参加を促されます。
④ 成功事例や高収入エピソードを聞かされる
「月に〇十万円稼いでいる人がいる」「生活が変わった」という体験談で夢を持たせ、参加意欲を高めようとします。ただし、実際にそのような高収入を得ている参加者は全体のごく一部です。
⑤ 決断を急かされる
「今だけのチャンス」「限定のキャンペーン期間中」などと言って、じっくり考える時間を与えないように誘導されることもあります。
注意すべきポイント
勧誘者が悪意を持っているとは限りません。多くの場合、勧誘してくる相手自身もその商品やビジネスを信じており、「あなたにも良い思いをしてほしい」という気持ちで声をかけていることが多いです。だからこそ、断るのが難しく感じてしまうのです。
MLM ナチュラリープラスの勧誘を人間関係を壊さずに断る方法

「断ったら関係が壊れるかも…」という不安は多くの人が抱えます。しかし、断ることは決して悪いことではありません。自分の生活や価値観に合わないものを断るのは、健全な判断です。大切なのは、相手の気持ちを尊重しながらも、自分の意思をしっかり伝えることです。
断り方の基本原則
1. 曖昧にせず、はっきりと断る
「また考えます」「少し時間をください」という曖昧な返答は、相手に「まだ可能性がある」という期待を持たせてしまいます。結果的に繰り返し勧誘されることになり、関係に亀裂が入りやすくなります。
一度決めたら「興味がありません」とはっきり伝えることが、長期的には相手との関係を守ることにつながります。
2. 「商品」と「ビジネス」を分けて考える
「商品は試してみたいけど、ビジネスとして関わるつもりはない」という立場をとることもできます。ただし、商品の購入がビジネス参加への入口になることも多いので、注意が必要です。
3. 責任を自分に持ってこない言い方を使う
「〇〇が嫌いだから」ではなく、「自分には合わない」「自分の生活スタイルに向かない」という言い方にすると、相手を傷つけにくくなります。
具体的な断り文句・フレーズ集
シーン別に使える言葉をご紹介します。
▶ 勧誘の話を聞いた直後
「話を聞かせてくれてありがとう。でも、ネットワークビジネスは今の自分の生活スタイルには合わないから、参加は難しいかな。」
このフレーズのポイントは、「ありがとう」と感謝を入れることで、相手の好意を否定せずに断れる点です。
▶ しつこく誘われているとき
「前にも伝えたけど、ビジネスへの参加は考えていないんだ。気にかけてくれているのはわかるんだけど、これ以上この話を続けるのは難しいな。」
繰り返し断っても誘いが続く場合は、はっきりと「これ以上は話せない」という意志を伝えることが必要です。
▶ 商品だけすすめられたとき
「商品自体は良いんだと思うけど、今は経済的に余裕がないから購入は控えさせてもらうね。」
金銭的な理由を挙げることは、相手も反論しにくく、穏やかに断れる方法のひとつです。
▶ 「試しに来るだけでいい」と勉強会に誘われたとき
「ありがとう。でも、参加することで期待を持たせてしまうのも申し訳ないから、興味がない段階では行かないほうがいいと思っている。」
一度参加すると断りにくくなるため、勉強会への参加自体を断ることが大切です。
▶ 家族や親しい友人から誘われたとき
「あなたのことは大切に思っているし、関係を壊したくないからこそ正直に言うね。私にはこのビジネスへの参加は向いていないと思っているんだ。でも、あなたとの付き合いはこれからも続けたいと思っているよ。」
関係性を大切にしていることを伝えながら断ると、感情的な衝突を避けやすくなります。
断った後の関係をどう続けるか
断った後、気まずくなってしまうことを心配する方は多いですが、実際には「ビジネスの話さえしなければ普通の関係を続けられる」ことがほとんどです。
以下の点を心がけると良いでしょう。
- 断った後も普通に接する:ビジネスの話を断ったからといって、関係自体を断つ必要はありません。
- ビジネスの話題は自分から避ける:「あのビジネスどうなった?」などと聞かないことで、摩擦を生みにくくなります。
- 相手の選択を尊重する:相手がそのビジネスを続けているなら、それはその人の選択です。否定せず、距離を置きながらも関係を維持することができます。
それでも関係が壊れてしまったら
もし断ったことで関係が壊れてしまったとしたら、それは「ビジネスの参加を前提にした関係」だったということかもしれません。本当に大切な友人関係は、ビジネスの参加・不参加によって左右されるものではないはずです。
断ったことで相手が怒ったり、連絡が来なくなったりした場合は、少し距離を置きながら様子を見ましょう。時間が経てば関係が回復することも多いです。
まとめ
ナチュラリープラスのMLM勧誘を断ることは、決して相手を傷つけることではありません。自分の意思と生活を守るために、きちんと断ることが大切です。
この記事でご紹介した内容をまとめます。
- ナチュラリープラスは日本発のMLM企業で、水素水やサプリメントを主力製品としている
- 勧誘は「いい話がある」「試すだけでいい」など、曖昧な入口から始まることが多い
- 断るときは「曖昧にせず、はっきりと、でも相手への感謝を忘れずに」が基本
- 断った後も普通に接することで、人間関係を維持することは十分可能
「断るのが苦手」という方も、今回ご紹介したフレーズを参考にして、自分らしい言葉で伝えてみてください。大切なのは、あなた自身の生活と判断を尊重することです。
もし勧誘が強引だったり、消費者トラブルに発展しそうな場合は、国民生活センター(0570-064-370)や消費生活センターに相談することをおすすめします。あなたの権利を守るために、専門機関を活用してください。


