- HSPの特徴を知りたい
- HSPかも?と自分で感じている
- たぶんHSPなので、上手な付き合い方を知りたい
筆者の私、50代でHSPかも?と気づきました。もともと人混みが苦手で、土日祝日、夏休みや年末年始シーズンのお出かけは避けたい人でした。
長年サービス業だったこともあり、土日は休みという感覚がなかったということもあって、人が少ない時に出かけられるの、ラッキーくらいとしか思っていませんでした。
最近になって、私HSPかも?って、急に思い立って、ネットで検索して「HSP診断」を受けてみました。数サイトで診断してみましたが、どれも「中度のHSP」という診断でした。今回の記事は、私がHSPと気づいたきっかけ、知ってからの対処法を自分なりにまとめました。
HSPとは?
HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略。感受性が強く、環境刺激に敏感に反応する人々のことを言います。「疾患」として診断されるものではないそうです。
アメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士が、進学的概念として、新しい「気質」を提唱。アーロン博士の調査によると、全人口の15~20%、5人に1人は「HSP気質」だといいます。
HSPの人の特徴
HSPの人の特徴
5人に1人がHSP気質であるということは、そんなに珍しい気質ではありません。しかし、そういう気質を持っているということを知らずに生きていると、周りからの理解も少なく、生きづらさを感じてしまうようです。
私は学生の頃、人の好き嫌いがすごくはっきりしていて、「この人は嫌い」「この人は好き」の判断を出会った瞬間からしていました。話もしてみることなく、「嫌い」と判断する自分は性格が悪いと思っていました。
ある人が、このことを私の父親に指摘したところ、「感受性が強い子なだけ」と言ってくれたのを覚えています。そう言ってくれたことで「感受性が強い=悪い」ことではないと思えるようになりました。
まだ、その頃は「HSP」という言葉もなかったので、私は「感受性が強い」ということだけの認識でしたが、HSPの特徴として、アーロン博士は「DOES(ダズ)」という4つの特徴を示しています。
- Depth of Processing/考え方が複雑、深く処理をする
- Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい、敏感で疲れやすい
- Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
- Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する、あらゆる感覚がするどい
この4つの特徴、すべてに当てはまると、HSPであると考えられるそうで、3つ当てはまるという場合は、HSPでなはく「内向的な性格」である可能性が高いと言えるそうです。
もしかしてHSPかも?と思ったら、HSP診断がネットでできます。私も2サイトのHSP診断をしてみましたが、どちらも「中度のHSP」という結果でした。
HSPの人が苦手なこと
- 大勢の人がいる場所・人混みは苦手
- 五感が敏感なので、騒音や匂いを感じやすい
- 自分のペースを乱される
- 1度にたくさんのことを同時にできない、マルチタスク
- 雑談や他愛もない会話
- 人前、人に見られること
- 怖い映像
50代でHSPと気づいたきっかけ
もともと人混みは苦手で、街中や電車が混む時間や場所は嫌いで、できるだけ避けてきました。初めましての方が多い、30人以上規模の異業種交流会なども参加してきましたが、慣れるのに時間がかかります。最初は、苦手でよく休んでいました。
「HSPかも?」と気づいたきっかけは、とある飲み会。
参加人数は10人ほどで、気心知れた仲間との飲み会でしたが、場所は、満席で賑やかな居酒屋さん。
ガヤガヤしていて、隣の人と話すのにも聞こえにくいし、自分自身も大きな声を出さないと、相手に聞こえない。この日は、いつもよりど〜っと疲れて、2次会に行く元気もなく、静かなところで飲み直したいと、3人で移動しました。
翌日も疲労感があり、昔付き合ってた人がHSP気質だったのを思い出し、自分もふとHSPかも?とネットで検索したら、診断テストがいくつか出てきました。早速、2サイトの診断テストを受けたら、中度のHSPという診断結果が出ました。
高度な人に比べたら、マシなのかも知れないけれど、自分の気質を知ることで、今後はどうすればいいか、どんな場所に行かない方がいいかが分かったので、良かったと思います。
自分がHSPと気づいてからの対処法
①人混み・人の多い場所に行かない
極力、人が多い、混み合うところには行きません。私が住んでいるところは、程よく田舎で程よく都会、人が極端に少ないわけでも、多いわけでもないので、すごく住みやすいです。
少し電車に乗って移動すると、ガラッと雰囲気が変わり、人も多くごちゃごちゃな印象。よほど会いたいとか、お仕事でない限りは、行かないようにしています。その際も土日は避けるようにして、平日に動くようにしています。
②交流会で多くの人と繋がらない
異業種交流会に出ることもありますが、人が多いのも苦手ですし、一度にたくさんの人を覚えることもできません。せっかくの交流会なので、たくさんの人と仲良くならなきゃって、頑張っていた時期もありましたが、それも止めました。
席が近い人、たまたま近くにいて話が合った人など、少人数でいいので、ゆっくりお話しするようにしています。
③スケジュールを詰め込まない
疲れやすいので、毎日毎日スケジュールを詰め込むことはしません。適度に人と会い、適度に自分1人の時間も持つようにしています。
自分のペースを乱されるのが苦手なので、仕事もできる限り、自分のペースでできることを選んでいます。次の予定までの時間に余裕がないと、気持ちに焦りが出るので、スケジュール管理も必須です。
④「HSPである」ことを人に伝える
自分は「HSPである」ことや「人見知りする」ということを、人に伝えています。人混み、人が多いところが苦手なことも伝えると、無理なお誘いもなくなりました。
また、実は「私も」「僕も」と、同じ気質であることで、仲良くなることもあります。隠すよりは、自己開示。伝えてしまった方が人付き合いが楽になります。
⑤手放す・断捨離
マルチタスクや自分のペースを乱されるのが苦手なので、仕事や人間関係の断捨離をすることもあります。
無理な仕事は引き受けない
時間にルーズな人とは付き合わない
争いも苦手なので、揉めることはありませんが、そ〜っと距離をとっていくようにしています。
まとめ
今回は、HSPについて、自分の経験も含めてご紹介しました。世界人口の15〜20%、約5人に1人が生まれつきHSPだと言われています。なので、特別なことではありません。
こういう気質なんだと、自分で気づくこと、受け入れることで、今まで生きづらかったのが、生きやすくなるので、生きづらさを感じている方の参考になれば幸いです。
《参照元》 大阪メンタルクリニック |