筆者である私は、これまで趣味という趣味がなく、スポーツもまったくしません。強いていうなら、美容家でもあるので、自分磨きが趣味でもあり、仕事でもあったりします。
お友達に誘ってもらって、グラスリッツェンをしてきたんだけど、黙々と「無」になってできるので、頭をよく使う私にとっていい時間になっています。
今回の記事では、グラスリッツェンについて、また実際に体験した感想、どこで習えるのか?などについて紹介します。
グラスリッツェンとは?
グラスリッツェンとは、ドイツ語で「Glas=ガラス」「 ritzen=傷をつける」という意味で、ヨーロッパ伝統の「手彫りガラス工芸」のこと。
先端にダイヤモンドの付いた専用のペンで、ガラスの表面に細かい線や点などを彫刻するため、別名「ダイヤモンド・ポイント彫り」とも呼ばれています。
グラスリッツェンの歴史
グラスリッツェンは、16世紀、レース発祥の地、ヴェネチアで、ガラスにレース模様を装飾する目的で始まったとされています。それ以降、ドイツやイギリス、オランダなど、ヨーロッパ全体に伝わったと言われています。上流階級の人たちの間でも大流行したようです。
グラスリッツェンで使う道具
グラスリッツェンは、はじめに必要な道具を揃えれば、あとは彫りたいガラスの器を用意するだけでできます。自分でできるようになれば、お金のかからない趣味の一つになります。
- 専用の針とホルダー
- 図案集
- 油性ペン
- 図案を切り取るハサミ
- 油性ペン
- 除光液
電動の彫刻ペンは早くて便利ですが、慣れてないうちは失敗もしやすいので、初心者のうちは、電動でないものがおすすめです。
50代〜の趣味にグラスリッツェンがおすすめな理由
①リラックスタイム
前述したように、グラスリッツェンは、図案通りに、ペンでガラスを彫る作業です。無言になり、カリカリとガラスを削る音を聞きながらの作業は、なんとも心地いいもの。
「大人の塗り絵」が流行ったことがありますが、難しいことを考えずに夢中になる時間は、普段あれこれ考え事が多かったり、悩み事が多く、脳をフル回転させている方には、必要な時間です。何かに集中する時間は、たとえ短くても高いリラックス効果があるそうです。
②お金も体力も必要がない
お金がかかることといえば、はじめに専用のペンを購入することくらいです。また、習いに行った際の授業料も必要ですが、習得して、ひとりでできるようになれば、自宅で好きな時間にできます。
ガラスの器は、100円均一で手に入るもので十分。グラスリッツェンで模様を彫れば、100均との器とは思えないほど高級感も出ます。座って、黙々と作業するため、もちろん体力を使うことはありません。
③初心者でも始めやすい
絵心のない私ですが、グラスリッツェンの図案集があれば、初心者でも始められます。
図案集は、Amazonでも購入できます。お好みの絵、ローマ字を組み合わせることもできます。文字だけであれば、CANVAなどを使って、画像を作ることもできます。家族やパートナーの名前を彫ってあげるのもいいですね。
グラスリッツェンはどこで習える?
グラスリッツェンは、各地域で教室を開催されている先生がいらっしゃるので、お近くの教室を探してみましょう。教室は、講師の自宅だったり、カルチャーセンターで開かれています。
だいたい1回2時間程度で、受講料が3,000円〜5,000円が相場。その他、ガラス器の材料費などがかかります。初回は、専用のペンなどを購入するため、その費用もかかります。1DAY体験もあれば、数回に分けて進められる教室もあります。
探してみましたが、通信講座は見つかりません。やはり、彫り方を目の前で見たり、失敗したかな〜というときの手直しをその場でしてもらえるので、リアルな開催がいいのかもしれませんね。
グラスリッツェン体験風景
私が行っているグラスリッツェンの教室です。
夜はミュージックバーなのですが、シンガーでもあるエリーさんがグラスリッツェンを教えてくれています。お互い都合のいい日時を合わせて行っているので、気軽に参加しています。トークも楽しみながら、一つ一つ作品を作っています。夜、お酒を飲みながら歌を聴くのもおすすめです。お店情報も紹介しておきますね。
ミュージックバー ELLIE’S
住所:神戸市中央区中山手通1-22-13 ヒルサイドテラス地下1F TEL : 078-252-2728 E-mail:music.bar.ellies@gmail.com |
まとめ
今回は、グラスリッツェンについて、また趣味としておすすめする理由、どこで習うかなどについてご紹介しました。
プレゼントにも素敵なグラスリッツェン、50代からの趣味の一つに加えてみてはいかがでしょうか?