東京行きの飛行機に乗る前に、ふと覗いた神戸空港のお土産屋さんで見つけた「美人ぬか本舗」。どこかでみたことはあるものの、神戸のブランドだったんですね。須磨寺でご祈祷済みという米ぬかハンド&スキンクリームが気になって、買ってみました。
今回は、神戸生まれ神戸育ちで、神戸が大好きな私が、神戸のコスメブランド「美人ぬか本舗」について、そして、購入した米ぬかハンド&スキンクリームを使った感想をお伝えします。
美人ぬか本舗とは?
美人ぬか本舗は、明治27年(1894年)神戸に創業したブランドで、ぬか袋を洗身・洗顔料として、商品化して販売を開始。
これは、全国でも先駆けなんだそうです。ぬか袋を「美人ぬか」と名付けているのは、「米ぬかで美しくなってほしい」という願いが込められているからです。創業以来、120年以上にわたって、愛されているロングセラー商品となっています。
手作りの美人ぬか
「商品に心を」を創業当時から大切にしている「美人ぬか本舗」では、「美人ぬか」は、特注の木綿袋に、手作業で充填して、手縫いで下げています。母から娘へ、その先へと受け継がれる化粧品として、長く愛され続ける存在になりたいという願いが込められています。
米ぬかの美肌成分
米ぬかは、玄米を精製するときに出る皮や胚芽部分のことで、アミノ酸、ビタミンE、ビタミン B群、多糖類、米ぬか油などの美肌成分が豊富に含まれています。
また、お米だけにしか含まれていないγ-オリザノールという成分が含まれています。γ-オリザノールは、抗酸化物質、食物繊維、ビタミン、ミネラル、脂質などの栄養素がバランスよく含まれています。γ-オリザノールは、血行促進効果によって、肌のターンオーバー促進に期待できます。
他にも、母乳にも含まれているビタミンB様物質であるイノシトールは保湿効果、お米のポリフェノールと呼ばれるフェルラ酸は、紫外線から肌を保護してくれます。
美人ぬかの米ぬかハンド&スキンクリーム
美人ぬか本舗には、木綿袋に充填された「美人ぬか」や洗顔石鹸をはじめ、化粧水や乳液などの基本的なスキンケア、スペシャルケアに使える純米美容液マスクなど、多くの商品ラインナップがあります。今回ご紹介するのは、米ぬかハンド&スキンクリーム。神戸空港のお土産物屋で見つけました。
米ぬかハンド&スキンクリームは、兵庫県産のコウノトリ米ぬかエキス、国産にこだわった米・米ぬか由来のうるおい成分を配合した手・全身の保湿クリーム。神戸で生まれたブランドらしく、神戸の街並みを取り入れたレトロモダンなデザインのラベルが可愛いクリームです。
須磨寺にてご祈祷されている
神戸の人にはなじみのある須磨寺。神戸市須磨区出身の私にとっても、親しみのあるお寺です。>>>須磨寺ホームページ
正式名は、上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)といい、「源平ゆかりのお寺」としても有名です。神戸を代表するお寺の一つである須磨寺で、米ぬかハンド&スキンクリームを生産するたびに、すべて護摩を焚いてご祈祷してもらっているそうです。願いによって、ラベルのデザインが異なります。
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この「米ぬかハンド&スキンクリーム」は、神戸セレクション2019や五つ星ひょうごに選定されています。
須磨寺でご祈祷済み!「千福万来」米ぬかハンド&スキンクリーム使ってみた
神戸空港で、千福万来の米ぬかハンド&スキンクリームを購入しました。神戸メリケンパークのポートタワー、明石海峡大橋をバックに、カエルがポートタワーにもたれかかっているようにして寛いでいるデザインのラベルが可愛いです。
ほとんどパケ買いです(笑)祈願内容は、千福万来 ・無病息災です。
あと、香り!柑橘系の香りが好きなんですが、この「千福万来」米ぬかハンド&スキンクリームは、ヘルシーシトラスの香りで、さっぱりとした爽やかな香りです。
全成分を見ると、マンダリンオレンジ果皮油、オレンジ果皮油といった柑橘系をはじめ、アトラスシーダー樹皮油・ローズマリー葉油・ラベンダー油といった、天然精油が配合されているみたいです。
テクスチャーは、こってりしているように見えますが、触れるとふわっとした感触で、「淡雪かん」って分かるかな?
触れた瞬間、そんな感じ。
ベタつき感のないテクスチャーとはいえ、多いとベタベタを感じます。少しずつ取って、伸ばしてみて、足りなかったら重ね塗りするとか、私は、膝とか肘に塗っちゃいます。適量をつけると、しっとりして、乾燥が気になる季節も指先まで潤います。
付け心地は、軽めです。夏でも乾燥する人は、ハンドクリームとして、また踵のケアにもおすすめです。
ご祈祷されているハンドクリームなんて、なかなかないので、使いながら、ご利益あ〜れと願いながら伸ばしてます(笑)
神戸美人ぬか 販売店
美人ぬかは、ココカラファインやマツモトキヨシなどのドラッグストアを中心に、全国の店舗で取り扱いがあります。
また、私が購入した神戸空港にもありました。お近くに取り扱い店舗がないという方には、オンラインストアもありますので、ぜひ購入してみてくださいね。
美人ぬかオンラインストア
>>>https://store.bijin-nuka.com/
米ぬかハンド&スキンクリームの成分
米ぬかハンド&スキンクリームの主な成分と期待できる効果について、解説しています。
【保湿】米ぬかエキス
アミノ酸、ビタミンE・B群、多糖類、米ぬか油などが含まれるが含まれる米ぬかから抽出した米ぬかエキスを配合。
化学肥料、農薬を使用しない「コウノトリ農法」で栽培された「兵庫安心ブランド(兵庫県)・コウノトリの舞(豊岡市)認定のコウノトリ米」を厳選して、エキス化したコウノトリ米ぬかエキスを開発。保湿をはじめ、肌のハリやしなやかさを保つエイジングケアにも期待できます。
【保湿】米ぬかセラミド
人間の皮膚の角質層の主成分である「セラミド」。肌の水分蒸散を防いだり、外部刺激から肌を守ってくれています。
肌が乾燥したり、肌トラブルが起きやすい敏感肌の場合、セラミド不足が考えられますが、米ぬかセラミドは、失われたセラミドの代わりになり、角質層の水分を保持します。乾燥や花粉、環境汚染物質などの外部刺激から素肌を守って、乾燥や肌荒れを防ぎます。
【肌荒れ予防】米発酵液
兵庫県産のお米を発酵して得られる純米酒を配合。肌荒れを防いで、みずみずしい肌に整えます。
【ハリ】米ペプチド
兵庫県産のお米から抽出したタンパク質を酵素処理したエキス。お肌へのハリに期待。
【キメ】米ぬか水
米ぬかを水蒸気蒸留して得られる米ぬか水。肌を潤わせ、キメを整える効果に期待できます。
全成分
水・パルミチン酸イソプロピル・BG・スクワラン・グリセリン・ステアリン酸グリセリル・ステアリン酸グリセリル(SE)・セテアリルアルコール・パルミチン酸セチル・コメヌカ油・シア脂・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル・コメ胚芽油・コメヌカエキス・コメ発酵液・加水分解コメエキス・コメヌカスフィンゴ糖脂質・コメヌカ水・加水分解コンキオリン・サトザクラ花エキス・ボタンエキス・酒粕エキス・オレンジ果皮油・アトラスシーダー樹皮油・ローズマリー葉油・ラベンダー油・マンダリンオレンジ果皮油・酢酸トコフェロール・アラントイン・グリチルレチン酸ステアリル・ベタイン・カプリル酸グリセリル・セテアリルグルコシド・ステアロイルグルタミン酸Na・ベヘニルアルコール・ジメチコン・エチルヘキシルグリセリン・トコフェロール・水添レシチン・リゾレシチン・水酸化Na・クエン酸・フェノキシエタノール |
米ぬかハンド&スキンクリームの価格
内容量:80g 価格:1,980円(税込) |
まとめ
今回は、神戸発のコスメブランド「美人ぬか」の米ぬかハンド&スキンクリームをご紹介しました。
神戸発であり、生まれ育った須磨区にある須磨寺でご祈祷されているクリームとあって、つい神戸空港で購入してしまいました。神戸に住んでいる方はもちろん、神戸に観光や出張で来られた方もぜひ、自分用、お土産用に購入してみてくださいね。