美容成分コラーゲン

若々しいお肌に必要な成分といえば、やっぱり「コラーゲン」!

赤ちゃんのようなプリプリ肌にとはいきませんが、できるだけ、ハリや弾力のある肌を少しでも長くキープしたいものですよね。

今回は、美容成分コラーゲンの特徴と美容効果について、お伝えしていきますね。

コラーゲンの特徴

コラーゲンは、皮膚の真皮層に存在する繊維状のタンパク質です。

【肌の知識】皮膚の構造について

コラーゲンは確認されているだけでも約28種類もあると言われていて、皮膚だけでなく、血管や靭帯、腱、骨などの組織も構成しています。

体内に存在するタンパク質の約30%がコラーゲンで、そのうちの40%、9種類のコラーゲンが皮膚に存在していると言われています。

ぷりぷり弾力ある肌に欠かせないコラーゲンですが、20歳ごろをピークに年齢とともに減少し、シワやたるみを引き起こします。

コラーゲンの働き

美容成分コラーゲン
弾力とハリのある若々しい素肌美に欠かせないコラーゲンは、お肌だけでなく、コシのある髪の毛や血管を柔軟に保つのにも欠かせません。

また、靭帯や腱、骨にも存在するため、コラーゲンが増えることで、関節やアキレス腱の動きもスムーズになります。

コラーゲンを増やすには?

美容成分コラーゲン

コラーゲンは体内で増やすことができます。

食品から摂取する

コラーゲンが多く含まれる食材があります。

ゼラチン、鶏手羽、フカヒレ、牛すじ、鶏皮など

煮込んで冷ますと、ぷるっとしたゼラチン状の塊ができますが、これがコラーゲンです。

食材から摂るコラーゲンのデメリットは、

カロリーが高い
消化→分解に時間がかかる&胃腸に負担

コラーゲンは細かく分解されアミノ酸になり、腸内で吸収されます。消化分解に時間がかかると同時に胃腸にも負担がかかります。

胃腸の消化力が弱い人は、食べた分だけのコラーゲンが吸収されにくいというデメリットがあります。

サプリメントを摂取する

コラーゲンを食品で摂取すると、消化→分解→吸収と時間がかかりますが、サプリメントの場合、低分子化されたコラーゲンが配合されているので、吸収しやすいというメリットがあります。

原料は主に、動物由来であれば豚や鶏の皮、魚由来であれば鮭の皮などから抽出されています。

固形タイプ、粉末タイプ、ゼリータイプ、ドリンクタイプと、さまざまなコラーゲンサプリがあります。

味の好みや飲みやすさ、安全性を重視しながら、長く続けられるものを選びましょう。

ビタミンCを摂る

コラーゲンを生成するには、ビタミンCが必要です。

ビタミンCを多く含む、キウイやイチゴなどの果物、ゴーヤやじゃがいものなどの野菜を積極的に摂ることもおすすめですが、ビタミンCは水溶性で、尿と一緒に流れやすいため、こまめな摂取が必要です。

毎食ビタミンCが摂れるメニューにしたり、サプリメントを活用しましょう。

真皮層を傷つける

「真皮層を傷つける」と言っても、これはクリニックでの施術になります。

真皮層を傷つけると、傷ついた細胞を修復しようとして、毛細血管が活発になります。

毛細血管は年齢とともに、もろくなり、血流が滞りやすくなります。血流が滞ると、皮膚などの細胞に栄養が行き渡りにくくなるのですが、毛細血管が活発になることで、栄養が行き届きやすくなります。

細胞も活性化して、もともと持っていたコラーゲンやエラスチンを生成する力が戻ります。

そのため、自らの肌でコラーゲンが増えるようになります。

真皮層を傷つける施術は、「糸リフト」や「金の糸美容術」があります。整形ではないので、顔の形を変えず、若返ることができます。

コラーゲン配合の化粧品を選ぶには?

美容成分コラーゲン

コラーゲン配合の化粧品を見分けるには、箱やパッケージに記載されている全成分表示を確認しましょう。

水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲンなどの表示があれば、コラーゲンが配合されています。

ちなみに、加水分解コラーゲンは低分子化されているコラーゲンで、角質層に浸透しやすく、高い保湿効果に期待できます。

まとめ

今回は、美容成分「コラーゲン」について解説しました。

コラーゲンは、肌の内側を押し上げて、ふっくらと弾力のある肌にしてくれます。

そのため、化粧品だけで補給するよりは、食べ物や美容クリニックで行なっている施術で内側からアプローチしていくことをお勧めします。