ご自身でビジネスをしている人の中には、一度はネットワークビジネス（MLM）に取り組んでみたことがあるという方、多いと思いますが、いかがでしょうか？
- ネットワークビジネス（MLM）に誘われて検討している
- ネットワークビジネス（MLM）取り組んでみたけど結果が出ない
- ネットワークビジネス（MLM）を知らない
今回の記事は、ネットワークビジネス（MLM）について、徹底解説していきます。私個人の感想も書いております。
今、ネットワークビジネス（MLM）に一生懸命取り組んでいる方には、不快な思いをさせるかも知れないので、当てはまる方は、このページは閉じてくださいね。
ネットワークビジネス（MLM）とは？
ネットワークビジネスは別名、マルチ商法、マルチ・レベル・マーケティング（MLM）、組織販売ビジネス、リレーションビジネス、 連鎖販売取引と呼ばれるビジネスです。
商品やサービスを契約した人が、自分で買い手、または、ビジネスに取り組んでくれる人を探して、販売組織に加入させることで、ビジネスをピラミッド式に拡大させる商法です。
加入者は、紹介や商品販売で紹介料などの利益を得たり、新規会員を獲得した際には手数料を得たりすることができます。
自分が勧誘した販売員が売り上げを得ると、その一部が自分にも分配されます。そのため、ビジネスに取り組んでくれる加入者が増えれば増えるほど、報酬が増えていきます。
人と人のネットワーク、口コミを利用しているので、基本的に宣伝広告、店舗販売は行わず、それにかかるであろう販売経費が削減でき、その分、ビジネスに取り組む人たちに分配することができます。
ネットワークビジネス（MLM）のイメージ
では、ネットワークビジネス（MLM）のイメージについて解説していきます。
実はネットワークビジネス（MLM）、海外では、当たり前に広がっている商法で、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者であるロバートキヨサキが別の書籍「金持ち父さんの21世紀のビジネス」では、ネットワークビジネス（MLM）を推奨しています。
さまざまな会社がありますが、低資金で始められるため、サラリーマンや主婦の人でも取り組みやすいビジネスと言われています。
それを利用して、お金の勉強会を開き、不労所得、権利収入という言葉をちらつかせ、会員になりそうな人を集客している組織もあります。
ネットワークビジネス（MLM）で稼いだお金で、実業を始める人もいます。
ネットワークビジネス（MLM）は怪しい？
残念ながら、日本では「ネットワークビジネス（MLM）は怪しい」というイメージがまだまだ根強いのが現状です。
古い言い方では「ねずみ講」と言われることもあります。
ねずみ講とは、正式名称「無限連鎖講」といいます。ネットワークビジネス（MLM）は商品やサービスが流通しているのに対し、ねずみ講は、金銭の配当のみを目的としたビジネスです。
ねずみ講は「無限連鎖講の防止に関する法律」という法律によって、全面的に禁止されているため、違反すると懲役や罰金の刑が科せられることがあります。
「ネットワークビジネス（MLM）」と「ねずみ講」の違いをよく説明されますが、ねずみのように組織が拡大していくという共通点から、ネットワークビジネス（MLM）もねずみ講のイメージをされやすいのが、今の日本です。
そのため、ネットワークビジネス（MLM）は怪しい、上の人だけが稼げる仕組みと言われることが多いと思います。
ネットワークビジネス（MLM）に取り組む人の特徴
ネットワークビジネス（MLM）が怪しいなどの、悪いイメージを抱かれるのには、残念ながら、取り組んでいる人の質にもよります。
ここからは、私が出会って感じた、ネットワークビジネス（MLM）に取り組む人の印象が含まれているため、不快に思われる方は、このページを閉じてくださいね。
- ギバーのふりをしてテイカーが多い
- アップの人に憧れている
- 権利収入を得られると信じて時間やお金を使っている
- 商品やビジネスについて熱く語る
- 嫌われる勇気を持っている
- 図々しい
ネットワークビジネス（MLM）に取り組んでいる人たちすべてに当てはまるとは言えませんが、私が出会った人にはこういう特徴の方々が多かったです。
ネットワークビジネス（MLM）と私
実は、私の母親は商売をしていたせいか、母はよくネットワークビジネス（MLM）に誘われていたようです。
子供の頃は、よく分かりませんでしたが、後々、振り返ってみると、家にあった洗剤やサプリメント、エステサロンで扱っていた化粧品の一部がネットワークビジネス（MLM）の商品でした。
組織を作るのが下手なのか、次々といいと思う商品が出てくるのか、これは稼げると思うのか、母がネットワークビジネス（MLM）で成功したことはありませんでした。
私が離婚して、実家に戻った後は、商品の説明を一緒に聞くこともあり、「ネットワークビジネス（MLM）」というビジネスを認識し始めました。
それでも、人には伝えにくいものの悪いイメージはそこまで持っていなかったのが正直なところです。
ネットワークビジネス（MLM）をしない理由
私がネットワークビジネス（MLM）にネガティブなイメージを抱くようになったのには、決定的な理由があります。
それは、2015年1月、母が急逝した後のことです。
2014年12月ごろから、久しぶりに母がネットワークビジネス（MLM）を始めたようでした。
とあるローションを体に塗り込むと、ポロポロと体の老廃物が出てくる（ただのアカじゃないのか？）とか、痩せるサプリメントだとか、買い込み始めました。
痩せるサプリメントについては、新発売でまとめて20万円以上分を購入していました。
そのほかにも、別の会社で1本2万円もする水を購入したり…当時、母と付き合っていた彼氏さんが心配して、私に電話をしてきたほどでした。
1月某日、母が急逝。
お通夜の日、母のサロンではとある会社の水の説明会をする予定だったようで、お店に行ったけど、お店が開いてないという人から母の携帯に電話がありました。
亡くなったことは伝えましたが、お葬式にも来ませんでした。
痩せるサプリメントの会社は、会社名を覚えていますが、ここでは割愛させていただきます。
母の紹介者とアップの人が訪ねてきて、お線香をあげて帰りました。
その後も、近所に住むという母の紹介者が毎日のように自宅に、お線香をあげに来るのです。
ある日のこと、何本もあるサプリメントをどうするか？少し割引きすることになるけど、メンバーさんに打ってあげるというのです。
そうしてもらえるなら、お願いしますと言ったものの…
ヒョロヒョロと背の高いヌボ〜ッとした印象の男性で、とにかく気持ちが悪い。冬休みが終わって、娘が韓国の大学に戻ったら、一人暮らしになるため、毎日来られるのも抵抗があります。
そのとき、娘が「本社に言ってみたら？」と。
本社に電話して、母が急逝したことを伝えると、そういうことならと1〜2割引きでしたが、まとめて引き取ってくれて返金してくれることになりました。
それを母の紹介者に伝えるのに電話すると、血相変えて飛んできました。
って言うんです。
呆れてしまいませんか？
と、私も感情的になってしまい、喧嘩みたいになってしまいました。
最初からそう言っていれば、こんなことにはならなかったのにと思いました。
20数万円を持ってきて、ややキレ気味に
と捨て台詞を吐いて帰っていきました。
なのに、後日また、アップの女性と来るって言うんです。
何しに来るのか、何言われるのか不安で、妹家族総出で来てもらい、別の部屋にいてもらいました。
私と妹が仏壇のある和室で、紹介者とアップの話を聞きました。
日本ではイメージが悪いけれど、ネットワークビジネス（MLM）は海外では普通に広まっていて…と、シンガポールに住んでたことがあるというアップが説明してくるのです。
まどろっこしいので、こうやって何回も来る目的はなんなのかと、単刀直入に聞いたところ、私に母がやっていたことを引き継いだらどうかと言うのです。
前月の報酬額を聞くと5,000円ほどです。
本当に呆れたものが言えません。
あんな態度でサプリメントを買い取り、捨て台詞を吐いて帰ったのに、そのビジネスに誘おうとしている。
その報酬も要らないし、そのビジネスをやることは今後も絶対ありませんと、妹とキッパリ断りました。
ネットワークビジネス（MLM）はこうやって誘われる！
上記のことがあって以来、ネットワークビジネス（MLM）の人との接触はなかったのですが、コロナ禍で増加。
働き方云々、副収入の重要性につけ込んで、どれだけの人が寄ってきたか。
そんなに親しくしてなかった人からも、久しぶりと連絡があったり、オンライン⚪︎⚪︎会に誘われて参加してみると、ネットワークビジネス（MLM）の勧誘目的だったり、いろいろありました。
私がどうやって声をかけられたか、例をあげておきますね。
《例1》
《例2》
《例3》
《例4》
《例5》
《例6》
ネットワークビジネス（MLM）の断り方
母が急逝した時の出来事から、絶対にネットワークビジネス（MLM）はしないと決めて数年、そういった話は一切、私の元にはやってきませんでした。
しかし、コロナ禍でサロンを休業し、WEBサイト運営も厳しくなってきた頃に、ネットワークビジネス（MLM）に取り組む人たちが急増したのか、働けない、収入源を増やしたいという、人の弱みにつけ込むように、いろんな話が舞い込んできました。
いくつか登録はしてみました。
昔は、ネットでの露出はNGの会社ばかりでしたが、コロナ禍でアフィリエイトの仕組みを取り入れ、WEB上でも紹介できるものも増えました。
実際に、取り組んでみようとした会社もあり、お声かけもしてみました。
しかし、やっぱり過去のネガティブな経験から、私には「ネットワークビジネス（MLM）は嫌な思いをする」という思い込みが根強く残っていて、人にお声かけできない自分がいると分かりました。
潜在意識を書き換えようという発信はしていますが、ネットワークビジネス（MLM）だけは、どうしても書き換えできません。
なので、新たにネットワークビジネス（MLM）の話を持ち込まれた際は、
とか
とお断りしています。
今までのとは違う、収入がとりやすいなどの常套文句を言ってくる人も多いですが、そんな時は、
と、人を否定せず、ネットワークビジネス（MLM）という仕組みが自分には向いていないとお断りしています。だいたいこれで、勧誘は止まります。
ネットワークビジネス（MLM）副業に向いているか？
果たして、ネットワークビジネス（MLM）を副業にしたり、ビジネスの柱として取り組むのに向いているか？
できる人はすればいいと思います。組織作りが上手で、人の面倒見のいい人には向いていると思います。
その理由は、やはりネットワークビジネス（MLM）は、組織作りが稼げるポイントです。
本当の権利収入を得ようと思ったら、自分の作った組織全体が売り上げを上げていく必要があります。
しかし、会社に属している、勤務しているわけではないので、収入を取るために動くのは個々の自由です。
動けと命令しても動くものではありません。
一度、月に3,000万円以上の収入を得ているというネットワーカーに会ったことがありますが、それだけの収入を取っていても、あぐらをかいているわけではありません。
組織の子たちに稼がせたいと、全国の会員さんのために相談に乗ったり、食事会を開いたりしていると聞きました。
やはり成功する人にはそれだけの理由があるんです。
自分のことだけではなく、人のために動ける面倒見のいい人は向いているんじゃないでしょうか。
ただし、それだけ動いているということは、もはや権利収入ではなく、労働収入であることも忘れないでくださいね。
ネットワークビジネス（MLM）に取り組む人へ
ネットワークビジネス（MLM）のセミナーに参加したり、自分自身でも登録して動いてみたり、この世界で成功している人、続かない人、私なりにたくさん見てきました。
結論、ネットワークビジネス（MLM）を勧めるか？というと、私は勧めません。
ここにお金をかけるのであれば、確実に増える投資をして、お金にお金を働かせて増やす方が賢明です。
それこそ「不労所得」が実現しやすいと思います。
まとめ
ネットワークビジネス（MLM）の仕組み自体は、素晴らしものだと思います。
ただそれにハマっていて、私を勧誘してきた人とのご縁が続いているということは、今までに一度もありません。
役に立たないと思ったら、一切寄り付きません。
もちろん、ネットワークビジネス（MLM）と関係なく、知り合い、お付き合いしている中で、副業でしてるんだって人も中にはいます。
そういう人たちは、純粋に商品を気に入っているという人が多いなという印象です。
いい商品もたくさんあるので、それで利益を取ることに必死になるのではなく、好きな商品を伝えたいときに伝えることができればいいな〜くらいになら、いいのではないかなと思います。
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詳しくは下記の記事もご覧くださいね。
