- いつも自分らしく生きられていないと感じる
- 何かに挑戦しようとする時、何かが行動を止めてしまう
- 頑張っているけど、何をやってもうまくいかない
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はじめに
「当たり前」「正しさ」、実はこれらは人それぞれ異なります。こうした自分の中の「当たり前」や「正しさ」を覆すことだったり、また、時代の変化によって「当たり前」が大きく変わることがあります。これこそが「パラダイムシフト」です。この記事では、パラダイムシフトの概念と心理学の知見を組み合わせ、自分らしく生きるための新しい視点を探ります。
1. パラダイムシフトとは何か
1.1 パラダイムシフトの具体例
歴史上に起こったパラダイムシフトを例に挙げてみると、以下のような内容です。
①天動説から地動説への転換
② 馬車から自動車への移行
③アナログからデジタルへの変化
④所有経済からシェアリングエコノミーへの移行
これらの変化は、単なる技術の進歩はもちろん、私たち人間の価値観や生活様式を根本から変えました。
1.2 なぜパラダイムシフトは重要か
パラダイムシフトは、私たちに新しい可能性を示してくれます。「それまでの古い考え方では乗り越えられない」問題に直面したとき、パラダイムシフトは解決の糸口を与えてくれるのです。
例えば、2020年から広がったコロナウイルスによって、今までは会社に通勤することが当たり前だった世の中が一変して、リモートでの働き方が広がりましたね。これもパラダイムシフトの一つです。
2. 心理学から見るパラダイムシフト
2.1 認知行動療法とパラダイムシフト
認知行動療法(CBT)は、私たちの思考パターンを変えることで、感情や行動を改善する心理療法です。これは個人レベルでのパラダイムシフトと言えるでしょう。
例えば、「失敗は恥ずかしいことだ」という固定観念を持つ人がいるとします。CBTでは、この考えを「失敗は成長の機会だ」と捉え直すことで、行動の幅を広げることができます。
2.2 社会心理学とパラダイムシフト
社会心理学の観点からは、パラダイムシフトを社会全体の価値観や行動様式の変化として捉えることができます。例えば、ジェンダーに関する固定観念の変化や、環境問題に対する意識の高まりなどが挙げられます。
これらの変化は、個人の生き方にも大きな影響を与えます。「男は仕事、女は家庭」という古い価値観から、「個人の能力と希望に応じたキャリア選択」という新しい価値観へのシフトは、多くの人々の人生の選択肢を広げました。
3. 自分らしく生きるためのパラダイムシフト
3.1 自己認識のパラダイムシフト
まず重要なのは、自分自身に対する認識のパラダイムシフトです。「自分はこういう人間だ」という固定観念を持っていませんか?これを「自分は常に成長し、変化する存在だ」と捉え直すことで、新しい可能性が開けるかもしれません。
例えば、こんな固定観念を持っていないでしょうか?
- 私(僕)は誰からも愛されない
- 私(僕)は不細工だ
- どうせ私(僕)は何をやっても失敗する
- 私(僕)は人と話すのは苦手だ
- 私(僕)は人から馬鹿にされる存在だ
3.2 成功の定義のパラダイムシフト
次に、あなたにとっての「成功」は何でしょうか?社会的地位や経済的成功だけが成功ではありません。自己実現や幸福感、他者への貢献など、多様な価値観に基づいた成功の形があります。
私は娘が高校3年生に上がる前に、三者面談で進路について、担任の先生と話をしました。その時、娘は韓国の大学に行くことを希望していました。担任の先生は、
海外の大学を卒業しても、日本では高卒扱いですよ。
とおっしゃいました。この先生は「大卒でなければいけない」という固定観念を持っていたのかもしれません。一方、私は、
大学を出ることがゴールではないので。
人生にはたくさんの岐路があり、試練もあります。大学を卒業したからといって成功ではありません。
お母さんがそうお考えなら、私からは何も言いません。また3年になったら、その時の担任と話し合って下さい。
と、その場は落ち着きました。私が担任の先生と同じように、「大学を出なければいけない」という固定観念を持っていたら、娘と揉めていたかもしれないし、もしかしたら、娘は日本の大学に進んでいたのかもしれないですね。
どれが正解だったかなんて、分かりませんが、固定観念に囚われていると、誰かと衝突する原因になったり、行動することの妨げになります。
3.3 人間関係のパラダイムシフト
人間関係においても、パラダイムシフトは重要です。「競争」から「協調」へ、「批判」から「理解」へと、関係性の捉え方を変えることで、より豊かな人間関係を築くことができます。
例えば、私は母とは子供の頃からよく喧嘩をしたり、怒られることも多く、決していい親子関係ではありませんでした。「普通の母親がいい」と一般的な専業主婦を「理想の母親像」としていました。仕事を理由に約束を守ってもらえないと、批判もしました。
しかし、大人になるにつれて、その時は母の最善の行動だった、母にとって仕事を持つ意味を理解するにつれて、今はただただ産んでくれて、育ててくれてありがとうという気持ちになりました。
4. 本来の自分で自分らしく生きるための7ステップ
自分らしく生きるためには、以下のステップを踏むことをおすすめします。
STEP1:自己観察:日々の思考や感情、行動を客観的に観察する
STEP2:価値観の明確化:自分にとって本当に大切なものは何かを探る
STEP3:パラダイム(固定観念)の特定:自分を縛っている固定観念や思い込みを見つける
STEP4:過去の振り返り:パラダイムの原因となった過去のネガティブな経験はないか探る
STEP5:新しい視点の獲得:異なる文化や価値観に触れ、視野を広げる
STEP6:小さな挑戦:新しい行動や考え方を少しずつ試してみる
STEP7: 振り返りと調整:結果を振り返り、必要に応じて軌道修正する
この過去の掘り起こしは、実は簡単なものではありません。1人でするよりも、数人の仲間で実践することで、芋づる式にあなたの過去を呼び起こすことができます。
5. 成功事例:自分らしく生きる人々のストーリー
5.1 田中さんの場合
田中さん(仮名)は、大手企業で20年間働いていましたが、常に「何か物足りない」と感じていました。ある日、ボランティア活動に参加したことをきっかけに、自分の本当の情熱が社会貢献にあることに気づきました。勇気を出して会社を退職し、NPO法人を立ち上げました。現在は、収入は減ったものの、充実感に満ちた日々を送っています。
5.2 鈴木さんの場合
鈴木さん(仮名)は、「結婚して子育てをするのが幸せな人生だ」という固定観念に囚われていました。しかし、30代半ばで自分の本当の願望と向き合い、独身でキャリアを追求することを選びました。今では、仕事を通じて社会に貢献することに喜びを感じています。
6. 実践的アクションプラン
① 1週間の「思考日記」をつける:毎日の思考パターンや固定観念を記録する
②「価値観マップ」を作成:自分にとって重要な価値観を可視化する
③ 新しい経験に挑戦:月に1回、これまでやったことのない活動を試す
④コーチを見つける:自分らしく生きている人に話を聞く機会を作る
⑤定期的な振り返り:3ヶ月ごとに自分の変化や成長を評価する
根強く染みついたパラダイムであればあるほど、簡単にはパラダイムシフトは起こりません。これらのアクションを通じて、少しずつ自分らしい生き方に近づいていくことができるでしょう。
まとめ
パラダイムシフトと心理学の知見を組み合わせることで、私たちは自分らしく生きるための新しい視点を得ることができます。固定観念や常識にとらわれず、自分が本当に望む内なる声に耳を傾け、勇気を持って行動することが重要です。
変化は時に不安を伴いますが、それは新しい可能性を見出すことができるかもしれません。今日から、小さな一歩を踏み出してみませんか?あなたの人生における、素晴らしいパラダイムシフトが始まるかもしれません。
[1] カオナビ. “パラダイムとは?【意味をわかりやすく】パラダイムシフト”
[2] KDDI. “社会心理学とは?その定義、研究分野、日常生活への応用を徹底解説”
[3] NLPジャパン. “パラダイムシフトとは?時代に適応し人生を生き抜くための大切な…”
[4] デザインラーン. “行動心理学とは?人間の行動を科学する驚きの学問【5つの応用例】”
[5] makitani.net. “パラダイムシフトとは 意味/解説 – シマウマ用語集”
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