思い立って行くことにした、ベトナム ハノイへの旅。ブログのネタにしなさいと言わんばかりに、次々起こる旅行中のハプニング!
正確には、この時点では、まだハノイ旅行中ではない。まだハノイに辿り着けていないところから(笑)備忘録のためにも、書き記しておきます。深圳宝安国際空港でトランジットの方は、参考にしていただけたらと思います。
まさかの深圳宝安国際空港で足止め
17時に関西国際空港発、20時半着の深圳宝安国際空行きに搭乗。
深圳でいったん入国して、スーツケースも受け取って、ハノイ行きにトランジットするにしても、日付が変わって0時5分発だから、余裕ありと思っていました。
だけど、20時半過ぎても、なかなか着陸しない。窓際だったので、ずっと外を見ていたのだけど、空港らしきところが見えたのに着陸しない。
ふと心配にもなりましたが、特におおごとではなさそうなので、そのうち着陸するものと思っていたのです。21時過ぎ、やっと着陸。でも、搭乗口とは離れた空港のど真ん中。
よく大統領とか総理大臣が降りてくるような階段で降りるのかと思いきや、中国語の次に日本語のアナウンスが。
深圳宝安国際空で、何かの物体?が発見され、着陸できない。
だけど、燃料が足りないので、広州空港に着陸した。燃料を補充して、再度深圳に向かうとのこと…「え?」って、一瞬、頭の中が真っ白に。
果たして、燃料入れて飛び立ったとしても、広州→深圳までどのくらいかかるのか検討もつかない。隣の中国人青年が、少し日本語が話せる子で、機内食の時も簡単な通訳をしてくれていたので、
と聞いてみたけど、そこまでの日本語は分からなかったみたいで、翻訳アプリを使って、「謎の物体が深圳にある」と教えてくれた(笑)
広州空港を出発するまで
とりあえず、深圳に着いても、間に合わなかったらどうする?途方に暮れるしかないという、不安を少しでも解消するため、e-チケットのPDFを携帯に表示させて、助けて〜と懇願するような顔で、CAさんを呼んだ。
英語もままならない私との意思疎通は、なかなかうまくいかない。e-チケットのPDFを見て、状況は把握できたよう。また隣の中国人青年が、翻訳アプリを駆使して、
今は何時に出発できるか、確実な時間は言えない
と伝えてくれた。キャビンアテンダントさんが間に合わなかった場合、翌朝7時過ぎのハノイ行きに乗れるのか?電話で確認してくれた。その結果を、今度は日本語ができる中国人の若い女の子が来てくれて、CAさんとの通訳に入ってくれた。
今回のチケットは、ANAのマイルで取ったもの。そのため、搭乗していた「深圳航空側」では変更することができないとのこと。中国のANAに問い合わせしてくれたものの、営業時間外。
ネットで調べたら、日本のサポートデスクは24時間だから、日本の友達に連絡して、電話してもらったらどうか?
という提案を受けた。だけど、中国でそんなに滞在する予定はなかったので、ベトナムのSIMしか持ってなくて、ネットが繋がらない…すると、近くに座っていた日本人が
僕、グローバルWi-Fiなので使ってください
とパスワードを教えてくれた。無事ネットに繋がり、LINEで娘に連絡できた。しかし、ANAに連絡してもらったけど、繋がらないとのこと。よくある「オペレーターに繋ぎますので、しばらくお待ちください」のアナウンスが流れているだけのもの。
そんなこんなしてたら、飛行機が動き出し、広州空港を飛び立った。何もするすべもなく、深圳までおとなしく乗っていた。30分弱ほどで、深圳宝安国際空に着陸体制に入った。CAさんが呼びに来て、一番前のビジネスに案内してくれた。親切にしてくれた皆さんへのお礼もままならないまま移動。
深圳宝安国際空に着陸後ダッシュ
着陸して、ドアが開いたら、CAさんはそこでお別れ。明るく「バイバイ」と言われた。深圳には、23時過ぎに到着。ここからは自力で行かなければならないのかと、とにかく出口に向かって走った。一瞬迷ったら、出口にいた現地の男性スタッフが指を指してくれたので、その方向へ向かった。
歩くエスカレーターを走っていたら、さっきのお兄さんが追いかけてきた。私の名前がプリントされた紙を持っている。情報が伝わってたみたい。しばらく一緒に走っていたけれど、少しゆっくりになって、翻訳アプリで訳された日本語訳を見せられた。
今日の便には間に合わないかもしれない。明日の7時過ぎの便があるから、それに変更してもいいか?
と思ったけど、このまま走っても間に合わないなら、申し訳ないので、承諾した。
感謝しかない
入国審査の前に、今、中国では健康チェックみたいなのを、ネットで入力しなければならない。(2023年10月現在)バーコードを読み取って、名前、生年月日、パスポートNo.を入力して、健康に関する質問に答えるもの。その質問が何かは分からない。
というのも、私の携帯のネットが繋がらなかったので、お兄さんの携帯で代わりにしてくれたから。結局ひとりで走って行っても、こういうところで引っかかるんだった。それなら、こうして一緒に走ってきてくれて、スムーズに入国できてよかったかもとも思った(笑)
入国審査の前に、チケットの変更ができるのか、翌朝の飛行機のチケットが取れるのかとか、いろいろ確認してくれるために、電話したり、走ったりと、申し訳ないくらい動いてくれた。だけど、やっぱり最終的にはANAに連絡しないと変更できるか、分からなかった。
この遅延によって、どんどん翌朝の飛行機が満席になっていっているので、明日まで待っていたら満席になるかもしれない。だから、新しくチケットを購入した方がいい。そうしないと、明後日の飛行機になるかもしれない
なのに、なかなかネットは繋がらないし、ANAのチケットはすでに売り切れ。結局、ブッキング.comでベトナム航空のハノイ行きを購入。80,000円以上もした。
お兄さんが、翌日の便もメモっていた。
明日、ANAにもチケットの返金ができるのか、確認してあげる。ホテルも取ってあげます。無料です。
こう言って、翻訳アプリを見せてくれた。すったもんだあって、その頃、もう3時だった。
20分ほど待ってと言われて、お迎えの車が来て、ホテルまで乗せてくれた。
英語も中国語もできない、危機管理にも疎い私のために、あれこれ手を尽くしてくれて、本当に感謝しかない。
今まで、中国人嫌いなんて言ってて、ごめんなさいと心で何度も謝った。しかし、本当なら、不安でしかたない状況なんだけど、スタッフのお兄さんのおかげで、なんだか安心していた自分がいた。そして、こんなハプニングもブログのネタになると、なんだか可笑しくもなっていました。
明天酒店(tomorrow hotel)で一泊
車で10分ほど走って着いたのが、明天酒店(tomorrow hotel)。
明るい天と書いて、tomorrowなんだ〜、日本も「明るい日」と書いて、tomorrowだな〜とか、呑気にそんなことを思った。いろいろあっても、明日は明るいと、ちょっと前向きになった(笑)
明天酒店(tomorrow hotel)は、特別きれいとかではなかったけれど、広々していた。シャワールームとトイレ、洗面所も無駄に広かった。
とにかく眠かったけど、汗を流したくて、とりあえずはシャワーへ。歯磨きをして、メイクをやっとの思いで落として、とにかく眠りについた。
翌朝、よく見たら、洗面所に女性のパンティらしきものが落ちていた。
広げて見てないから分からないけど(笑)このまま置いて行ったら、私のと思われるのかな?という心配もしたけど、そのままにした。チェックアウトは、ゆっくりだった。
14時45分のフライトだったので、12時にフロントに来るように言われた。また車が来るからとのこと。帰りも送ってもらえると知って、安心した。
ホテルに着いて気がついたんだけど、Wi-Fiに繋げても、Gmail、LINE、Instagram、Facebookは繋がらない。思いがけない、深圳滞在はいいんだけど、これは不便だった。だけど、強制的にデジタルデトックスというか、SNSデトックスができた。
いざハノイへ!と思いきや…
さて、深圳宝安国際空には12時10分過ぎに到着。前日、うろうろしていたので、出発ロビーがどこかとか把握していた。慣れた場所かのように、ベトナム航空のチェックインカウンターを探した。
だけど、見つからない。14時45分発のハノイ行きの便はあるものの、便名が違う。
うーん、どういうこと?と思いながら、チェックインカウンターへ。
あっちだのこっちだの、たらい回しにされながらも、ここいかない!というところで調べてもらった。しかし、私の名前はないという。ブッキング.comで予約した際に、e-チケットが登録しているメルアドに届くのだけど、Gmailだから、まったく繋がらない。
予約完了の画面や支払い完了のPDFを見せても、やはり私の名前がない。チケットを取ったところに問い合わせするべきだと言われたけれど、これがまた、どこに問い合わせたらいいのか、分からない。
やっと見つけても、またGmailを入力させられたりする。最終、予約番号とパスワードが分かって、入力したら…なんと「キャンセル済み」と表示された。
何がなんだか、さっぱり分からない。またチケット探しから?
ANA中国支店に電話
前の晩は、パニックっていて、ANAの中国支店への連絡先が見つからなかったけど、ベンチに座って探してたら見つかった。電話は使えたので、電話した。「ただいま電話が混み合っているので…」と何分も待たされるシステム、なんとかしてほしい。
やっと繋がって、昨日の遅延のことなど、今、途方に暮れていることなどを伝えた。だけど、今日の便は、また日をまたいで0時5分発しかない。それが一番早い。仕方がないので、それで行くしかない。このまま深圳にいても、何もすることがない。
遅延のこと、深圳航空に確認して、無料で変更できるか、確認して折り返すのでと、電話番号を伝えて切った。ひとまず、コーヒーを飲んで落ち着こうとStarbucksへ。
その後、日本のANAに電話してくれていた娘に電話した。その後、ANAからの電話があったけど、着信のお知らせはあったものの、繋がらない。こちらから折り返しかけたけど、私の電話の契約、通話に制限があって。普段、電話使わないから最低限にしていたのが、今回アダとなった。
公衆電話を探したとて、カードは使えないだろうし、そもそも公衆電話はあるのか?また途方に暮れそうになったとき、0時5分の便は、深圳航空の便だから、また助けてもらおうと思いついた(笑)
深圳航空のチケットカウンターに行って、困っているように見せて(実際困っているんだけど)、翻訳アプリを使ってもらうようにした。
と言って、電話をしたけど、また「電話が混み合っている」と、なかなか繋がらない。
あちらもちょっとイライラしたのか、
何を知りたいのか?
と翻訳アプリで聞いてきた。細かく経緯を説明すると、どこかに電話をして、その後、また電話を貸してくれた。先ほどとは違う人が電話に出たけれど、0時5分の便に変更になったと教えてくれた。
新しいe-チケットを登録しているアドレスに送ってくれると言ってくれたけど、またGmailに送られても困ると思い、中国ではGmail見れないんですか?と聞くと、他のアドレスはないか?と聞かれたので、やっぱり中国では、Gmail見れないみたい。長めのアドレスで間違えないか不安だったけど、Yahooのメールアドレスを伝えた。なぜかYahooはアクセスできるんですよね。ちゃんと間違えずに届いてて、一安心。
そして、深圳宝安国際空のStarbucksのStarbucksで、これを書いている。
中国顧客サービスセンター
中国語・日本語・英語でのお問い合わせ 電話番号:4008-82-8888(有料)受付時間(中国語):8:00〜18:00(年中無休)*1 受付時間(日本語・英語):24時間(年中無休)*1中国国外からは、利用不可。 8:00〜18:00 以外は日本か米国の予約案内センターにつながります。ホテル、携帯電話もしくは固定電話からでも、利用している電話会社によって、通話料金が発生する場合がある。一部の電話端末では利用できない場合がある。上記電話番号が利用できない場合は、下記の電話番号を利用。電話番号:+86-10-8559-9292(有料)受付時間(中国語):8:00〜18:00(年中無休)*1 受付時間(日本語・英語):24時間(年中無休)*1中国への国際通話料金が適用されます。*1 現在一部営業時間が変更されている。詳細は、ページ上部のお知らせをご覧ください。 |
深圳宝安国際空 まさかのキャッシュオンリー
前の日の晩、関西国際空港から深圳までの機内で、機内食を食べたっきり、水しか飲んでいなかった私。チケットが取れて、一安心した頃は、15時を過ぎていて、20時間以上食べていなかったので、さすがにお腹が空いていた。
ANAからの電話待ちで、一度ドリンクだけで入店したStarbucks。デビットカードが使えたので、どこも使えると思って、飲食店へ。前払いで、お会計しようとして、カードを出したら、使えない。まさかのキャッシュオンリー。フードコートでも。
Starbucksが使えるから、世界のケンタッキーだって使えるだろうと思ったら、ケンタッキーもカードNG。
しかも、国際線が飛ぶ空港で!食事のためだけに、両替しても中途半端に残るのも嫌なので、またStarbucksに。日本でも食べられるような中国らしくない食事を済ませて、0時の便を待ってます。
深圳宝安国際空メモ
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まとめ
今回は、備忘録として、深圳で足止めを喰らってしまった体験談を書きました。
参考になるかはさておき、困っているときは、素直に困ってるっていう。そうしたら、誰かが必ず助けてくれる。
旅先の一期一会で、また会えることはないけれど、私は私で、また困っている人がいたら、助けてあげる、その循環がぐるぐる大きく回れば、世界は平和なんだと思います。