

- 自分の母親は毒母かもしれない
- 今の自分になったのは毒母のせいと思っている
- 毒母の影響を受けている
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はじめに:毒母とは何か?
「毒母」という言葉は近年、心理学の分野で注目を集めています。この言葉は、子供の心の成長を阻害する母親の特徴を指すもので、過干渉や無関心、感情的な虐待などが代表的な行動パターンです。厚生労働省の調査では、成人の約3人に1人が「母親との関係に問題を感じた経験がある」と回答しています。
例えば、とある30代のAさんは「母は『あなたのため』と言いながら、私の進路や結婚相手をすべて決めようとしました。今でも自分の選択に自信が持てません」と語ります。このようなケースは、毒母の影響が成人後も続くことを示しています。
私も毒母に育てられました

「毒母」と感じるかどうかは、人それぞれ個人差があり、一般的に「毒母」と呼ばれる母親ほどではないかもしれないけど、母親との確執に悩んでいる人は多いのではないでしょうか?私は自分が自信が持てないのを、ずっと母親のせいにして生きてきました。
しかし、自分の人生、どう生きるかは自分次第です。いくつになっても母親のせいにしていたのを恥ずかしく思います。今回の記事では、一般的な「毒母」の特徴をまとめましたが、あなたがもし「毒母」に育てられたと感じているなら、参考にしてみてください。
そして、今うまくいってないこと、ネガティブな自分がいることを毒母に育てられたせいにしているなら、今日でそれを手放して、自分自身の人生を生きてくださいね。
「毒母」と呼ばれる母親5つの特徴

1. 過干渉な支配欲(コントロールママ)
「門限は18時」「友達は私が選ぶ」と、子供の生活を細かく管理します。過干渉な毒母の場合、お付き合いする異性についてもケチをつけることが多く、自由に恋愛しにくくなります。

ちなみにドラマ「アンサンブル」登場人物 真戸原君のトラウマと恋愛観についての記事を書きましたが、このドラマに登場する瀬戸朝香さんが演じる小山瀬奈ちゃんの母親がこのタイプです。そして、真戸原君の母親は、この後に紹介する「無関心と放置(シャドウママ)」に当たります。
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2. 条件付きの愛情(アメとムチ母)
「テストで100点取れば褒めてあげる」「反抗したら無視する」といった態度で、子供をコントロールします。このようなコントロールを「外的コントロール」と言います。心理学者の研究によると、このタイプの母親に育てられた子供の78%が対人関係に不安を抱えています。

外的コントロールについては、こちらの記事にも書いています。
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3. 感情の脅迫(ヒステリック母)
些細なことで大声を出したり、泣きわめいたりすることで子供を支配します。「お母さんが死んでもいいの!?」といった言葉で罪悪感を植え付け、子供の自己決定権を奪います。

4. 子供への嫉妬(ライバル母)
娘の容姿や成功を妬み、「どうせ私の方が若い頃は…」と比較します。

5. 無関心と放置(シャドウママ)
物理的・情緒的なネグレクト(育児放棄)を行うタイプ。ある人は、「熱が40度あっても『学校休むならご飯抜き』と言われ、1人で病院に行かされました。今でも人に甘えるのが苦手です」と言っていました。
私が20代後半の頃、知り合いが夜働きに出ることになり、その子供、当時4歳くらいの女の子を預かることがありました。しばらくして疎遠になった頃、母親である知り合いは、離婚をして昼間から男性と家で寝ていて、子供は外で遊ぶことが多くなり、小学生にして補導されていたそうです。
毒母がもたらす10の子供への心理的影響
毒母に育てられると、子供は以下のような心理的影響を受けます。
- 慢性的な自己否定感:「どうせ私なんて」が口癖になる
- 対人不安障害:他人の顔色を伺いすぎる
- 完璧主義傾向:小さな失敗でも激しく自分を責める
- 共依存パターン:不健全な人間関係を繰り返す
- 感情麻痺:嬉しい・悲しいなどの感情が自覚できない
- 過剰適応:常に他人の期待に応えようとする
- 身体化症状:原因不明の頭痛や胃痛が続く
- 摂食障害:ストレスを食べる/食べないで解消する
- パニック障害:突然の動悸や呼吸困難に襲われる
- 子育て恐怖:自分の育児に過度な不安を感じる
東京都心療内科協会の調査では、毒母育ちの成人の62%が「人間関係で常に緊張している」と回答しています。また、うつ症状を訴える割合が一般の3倍高いことが明らかになりました。

毒母とどう向き合う?7つの解決策

1. 物理的距離の確保
毒母は、子供と離れることを嫌い、そばに置いておこうとします。しかし、重要なのは「同じ屋根の下で解決しようとしない」ことです。一人暮らしが難しい場合は、市の援助制度(住宅補助など)を活用しましょう。
2. 境界線(バウンダリー)の設定
「電話は週1回まで」「私の部屋に入らないで」と具体的にルールを伝えます。抵抗された場合の対処法としては、「お母さんの気持ちはわかりますが、これが私の意思です」と繰り返し伝えましょう。
3. トラウマ専門カウンセリング
EMDR療法や認知行動療法が効果的です。自治体の助成金を使えば、1回3,000円程度で受けられます。お住まいの自治体で調べてみましょう。
4. サポートグループの活用
「毒親育ちの会」など、同じ経験を持つ人々との交流が大きな癒しになります。オンライン開催も増えています。
5. 記録習慣の確立
「母に言われた傷ついた言葉」「自分の感情の変化」を日記に記録します。客観視することで、支配から脱却しやすくなります。
6. 自己肯定トレーニング
毎朝鏡に向かって「あなたはそのままで価値がある」と声に出します。脳科学的研究で、8週間継続すると自己肯定感が27%向上することが証明されています。
7. 法的措置の検討
職場にまで乗り込んできたり、執拗に電話をしてきたりなど、ひどいストーカー行為や財産侵害がある場合は、弁護士を通じて「接近禁止命令」を請求できます。最近では、親子関係を法的に解消するケースも増加中です。
毒親からの解放3つのステップ

以下の3つのステップは、人によっては時間がかかるかもしれません。しかし、「必ず自分の人生は良くなる」「私はそのままで価値がある」と信じて、あなたの人生を歩んでください。
- ステップ1:気付き
「母の問題は私の責任ではない」と認識する - ステップ2:悲しみを感じ解放
傷ついた子供の頃の自分を癒し、怒りや悲しみを解放する - ステップ3:再生&自己実現
新しい人間関係を築き、自己実現に向かう
大切なのは「完璧な解決を急がない」ことです。カリフォルニア大学の研究では、平均5年かけて回復するケースが最も成功率が高いと報告されています。
おわりに:あなたの人生はあなたのもの
毒母との関係に苦しむ方へ。夜明け前が最も暗いように、回復過程で一時的に症状が悪化する「治療反応」が起こる場合があります。これは癒しが進んでいる証拠です。
心理学者の岸原千雅子氏は「毒親育ちの人は、逆境を生き抜いた強さを持っている」と指摘します。あなたの中にある回復力は、想像以上に強いものです。
1. 自分を責める思考に気付いたら、深呼吸
2. 信頼できる友人に今の気持ちを伝える
3. 自治体の相談窓口に電話する
あなたの人生の主役はあなた自身です。過去の傷を糧に、新たな人生を描き始める勇気を、今日から育てていきましょう。公式LINEでもご相談承っています。