トラウマ
まり江
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こんにちは!恋愛マインドマスター尾﨑まり江です。数ある中から、このブログを見つけていただき、ありがとうございます。恋愛マインドを身につけて、人生がまるっと良くなるサポートをしております。詳しくはこちら
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  • 自分自身にトラウマがあるかもと感じている
  • トラウマを抱える家族や友達をサポートしたい
  • トラウマがある人との付き合い方を知りたい

過去に受けた心の傷は、トラウマとなって、私たちの人生に大きな影響を与えます。トラウマを抱えている人ってどんな人なのでしょうか?本記事では、トラウマがある人の特徴について詳しく解説します。これらの特徴を理解することで、トラウマを抱える人々への理解と共感を深めることができるでしょう。

トラウマとは

トラウマ

まず、トラウマの定義から説明しましょう。トラウマとは、個人では対処できないくらい圧倒的な出来事による心理的・感情的な傷のことを指します。例えば、自然災害、事故、虐待、いじめなどの体験がトラウマとなることがあります。

トラウマは、経験した本人の脳や記憶に深刻な影響を与え、長期にわたって様々な症状を引き起こす可能性があります。

トラウマがある人10の特徴

トラウマ

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もしかしたら、トラウマがある人のことを誤解していることもあるかもしれません。トラウマがある人の特徴がわかれば、その人のことを理科うすることができるのかな?

そうですね、怒りっぽかったり、ネガティブな考え方をしてしまう人と付き合うのは疲れますが、実は、その人たちもトラウマを抱えて辛いのかもしれません。トラウマがある人にはどのような特徴が見られるのか、以下に10の特徴を詳しく解説していきます。
まり江
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1. 感情の起伏が激しい

トラウマがある人の特徴の一つに、感情の起伏の激しさがあります。これは、トラウマ体験によって脳の感情制御機能が影響を受けているためです。具体的には以下のような症状が見られることがあります。

  • 些細なことで怒りが爆発する
  • 突然泣き出す
  • 喜怒哀楽の表現が極端になる

    例えば、職場で上司から軽い注意を受けただけで激怒したり、友人との会話中に突然泣き出したりすることがあります。

    この感情の不安定さは、周囲の人々との関係性にも影響を与える可能性があります。トラウマがある人自身も、自分の感情をコントロールできないことに苦しんでいることが多いのです。

    2. 社会的な孤立感を感じる

    トラウマを経験した人は、しばしば社会的な孤立感を感じます。これは、以下のような理由が考えられます。

    • トラウマ体験を他人に理解してもらえないと感じる
    • 人との関わりを恐れる
    • 自分は他の人とは違うという感覚を持つ

      例えば、いじめのトラウマがある人は、新しい環境に入ることを極端に恐れ、引きこもりがちになることがあります。また、虐待のトラウマがある人は、他人との親密な関係を築くことに困難を感じる場合があります。

      この孤立感は、さらなる社会的スキルの低下や抑うつ症状につながる可能性があるため、適切なサポートが必要です。

      3. 過去の出来事を思い出すことがある

      トラウマがある人は、しばしば過去のトラウマ体験を突然思い出すことがあります。これは、トラウマ記憶が通常の記憶とは異なる形で脳に保存されているためです。具体的には以下のような症状が見られます。

      • 特定の場所や状況でトラウマ体験を思い出す
      • 匂いや音などの感覚刺激がトリガーとなる
      • 思い出すと強い不安や恐怖を感じる

        例えば、交通事故のトラウマがある人が、車の急ブレーキの音を聞いただけで事故の記憶が蘇り、パニック状態になることがあります。この症状は、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、専門家のサポートを受けることが重要です。

        まり江
        まり江
        私も過去、夜道で痴漢にあったことがあります。私の後ろをローソンの袋を持った男性が歩いていて、その袋の音がカサカサとしていて、ちらっとだけ後ろを見ました。それから間も無くして、後ろから抱きつかれました。咄嗟に叫び声を上げたので、逃げてしまいましたが、今も、夜道の背後から聞こえる音には敏感で、イヤホンはつけられません。

        4. 予期不安が強い

        トラウマがある人は、しばしば強い予期不安を抱えています。予期不安とは、将来起こるかもしれない悪いことを過度に心配する傾向のことです。具体的には以下のような症状が見られます。

        • 些細なことでも最悪の事態を想像する
        • 新しい経験や変化を極端に恐れる
        • 常に「もし〜だったら」と考える

          例えば、電車に乗る際に「事故に遭うかもしれない」と強く不安を感じたり、新しい仕事を始める前に「絶対に失敗するに違いない」と考えたりします。

          この予期不安は、トラウマがある人の行動を制限し、新しい経験や成長の機会を奪ってしまう可能性があります。

          また、大事な人を事故などで亡くしたり、大怪我を負ってしまった経験がある人は、また大切な人に何かあったらという良き不安で、他者に対しても行動を制限させてしまうことがあります。

          5. 人間関係における信頼の欠如

          トラウマ、特に人間関係に関するトラウマを経験した人は、他者を信頼することに大きな困難を感じることがあります。具体的には以下のような特徴が見られます。

          • 人の言動を疑ってしまう
          • 親密な関係を築くことを恐れるう
          • 他人の善意を受け入れられないう

            例えば、幼少期に虐待を受けた経験がある人は、大人になっても親密なパートナーシップを築くことに強い不安を感じることがあります。また、職場でのいじめを経験した人は、新しい職場でも同僚を信頼できず、孤立してしまうかもしれません。

            この信頼の欠如は、健全な人間関係の構築を妨げ、さらなる孤立感や社会的な困難につながる可能性があります。

            6. 身体的な症状が現れることがある

            トラウマは心の問題だけでなく、身体にも影響を与えることがあります。これは、トラウマによるストレスが身体に与える影響と、トラウマ記憶が身体感覚と結びついていることが原因です。具体的には以下のような症状が見られることがあります。

            • 慢性的な頭痛や腰痛
            • 胃腸の不調
            • 不眠や過眠
            • 過度の疲労感

              例えば、性的暴行のトラウマがある人が、突然の吐き気や腹痛に悩まされることがあります。また、戦争のトラウマがある人が、大きな音を聞くと心臓がドキドキしたり、呼吸が苦しくなったりすることもあります。

              これらの身体症状は、医学的には説明がつかないことも多く、トラウマがある人自身も原因がわからずに悩むことがあります。

              7. 自己評価が低い

              トラウマを経験した人は、しばしば自己評価が極端に低くなることがあります。これは、トラウマ体験によって自尊心が傷つけられたり、自分を責める傾向が強くなったりするためです。具体的には以下のような特徴が見られます。

              • 自分には価値がないと感じる
              • 何をしても上手くいかないと思い込む
              • 自分の長所や成功を認められない

                例えば、学校でのいじめのトラウマがある人は、「自分には友達ができる価値がない」と思い込んでしまうかもしれません。また、職場でのパワーハラスメントを経験した人は、「自分には仕事をする能力がない」と考えてしまうことがあります。

                この低い自己評価は、新しいチャレンジを避けたり、自分の可能性を制限したりすることにつながる可能性があります。

                まり江
                まり江
                私自身も離婚を切り出した時、「何もできない」「会社で働いたことがない」こんな私に子育てができるかと、元夫に言われたことで、ちゃんと企業に勤めたことがない自分に価値がないと思い込んでいた時期が長くありました。

                8. フラッシュバックや悪夢がある

                トラウマがある人の多くが経験するのが、フラッシュバックと悪夢です。これらは、トラウマ記憶が適切に処理されていないために起こる症状です。具体的には以下のような症状が見られます。

                • 突然、トラウマ体験が鮮明によみがえる(フラッシュバック)
                • トラウマに関連した悪夢を繰り返し見る
                • 夜中に恐怖で目が覚める

                  例えば、交通事故のトラウマがある人が、運転中に突然事故の瞬間を鮮明に思い出してパニックになることがあります。また、虐待のトラウマがある人が、毎晩のように虐待の場面を夢に見て、安眠できないこともあります。

                  これらの症状は、日常生活に大きな支障をきたし、さらなるストレスや不安を引き起こす可能性があります。

                  9. 過度な警戒心を持つ

                  トラウマがある人は、しばしば過度な警戒心を持つことがあります。これは、トラウマ体験によって「世界は危険な場所である」という信念が強化されるためです。具体的には以下のような特徴が見られます。

                  • 常に周囲の状況を警戒している
                  • 些細な物音や動きに過剰に反応する
                  • 安全な場所でもリラックスできない

                    例えば、強盗被害のトラウマがある人が、自宅でも常にドアや窓の施錠を何度も確認したり、夜中に物音がすると即座に起き上がったりすることがあります。また、戦争のトラウマがある人が、花火の音を銃声と勘違いしてパニックになることもあります。

                    この過度な警戒心は、日常生活でのストレスを増大させ、リラックスする能力を奪ってしまう可能性があります。

                    10. 過去の経験を語ることが難しい

                    トラウマがある人の多くが、自分のトラウマ体験について語ることに大きな困難を感じます。これは、トラウマ記憶が通常の記憶とは異なる形で保存されているためです。具体的には以下のような特徴が見られます。

                    • トラウマ体験について話そうとすると言葉に詰まる
                    • 体験の一部を思い出せない
                    • 体験を話すと強い感情的反応が起きる

                      例えば、児童虐待のトラウマがある人が、自分の過去について聞かれても「よく覚えていない」と答えたり、話し始めても途中で泣き出してしまったりすることがあります。また、戦争のトラウマがある人が、体験を語ろうとすると急に怒り出したり、逆に感情が完全に遮断されたようになったりすることもあります。

                      この語ることの難しさは、トラウマの治療や周囲の人々との関係構築を困難にする可能性があります。

                      まとめ

                      最後までお読みいただき、ありがとうございます。

                      トラウマがある人の特徴について、10の観点から詳しく見てきました。これらの特徴は、トラウマがいかに深刻で長期的な影響を持つかを示しています。

                      重要なのは、これらの特徴はトラウマの結果であり、その人の本質ではないということです。適切なサポートと治療によって、多くの人がトラウマの影響から回復し、より健康的で充実した人生を送ることができます。

                      もし自分や身近な人がこれらの特徴に当てはまると感じたら、専門家に相談することをおすすめします。トラウマは一人で抱え込むには重すぎる問題です。助けを求めることは、回復への第一歩となります。

                      また、トラウマがある人の周囲の人々は、これらの特徴を理解し、共感的な態度で接することが大切です。批判や否定ではなく、理解と支援が、トラウマからの回復を助ける大きな力となるのです。

                      トラウマは確かに深刻な影響を与えますが、それは克服できないものではありません。適切な理解と支援があれば、トラウマを乗り越え、新たな人生を歩み始めることができるのです。

                      参照サイト

                      [トラウマケアに関する詳細情報](https://www.trauma-informed-care.com/)
                      [PTSDの症状と治療法](https://www.ptsd.va.gov/)