- 無駄なことばかり考えている気がする
- 考え事が多くて眠れない
- ネガティブなことばかりに頭を使っている
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アメリカ国立科学財団の調査によると、人間は1日に1万2,000回から6万回の思考を行っていると報告されています。その思考のほとんどが、前日と同じ内容の繰り返し、そして、ネガティブな思考と言われています。
起きている間中、常に思考し続けていることになりますが、その中でも「考えても無駄なこと」も多くあるはずです。今回は、「考えても無駄なこと」についてまとめてみました。あなたの思考をより生産的で幸せな方向に導くヒントになれば幸いです。
はじめに:なぜ「考えても無駄なこと」を知る必要があるのか
私たちは日々、さまざまなことを考えています。しかし、その中には実は考えても意味のないこと、むしろ考えることで自分を苦しめてしまうようなことが多く含まれています。これらの「考えても無駄なこと」を認識し、手放すことができれば、より充実した人生を送ることができるのは、きっとあなたも想像できるでしょう。
ある調査によると、人間の思考の約80%はネガティブなものだと言われています。つまり、私たちは知らず知らずのうちに、自分を不幸にする思考パターンに陥っているのです。このようなネガティブな思考を認識することで、手放す思考を知ることができます。
「考えても無駄なこと」10選
では、具体的にどのようなことが「考えても無駄なこと」なのでしょうか?以下、10個の代表的な例を挙げていきます。これらの「考えても無駄なこと」を手放して、自分らしく軽やかに生きていきましょう。
1. 過去の後悔
「あの時こうしていれば…」という思考は、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。しかし、過去を変えることはできません。過去の出来事について考えすぎることは、現在の幸福度を下げるだけです。
私の20代の時の恋愛には、いい思い出がありません。なぜ、あんな人と付き合っていたのかと後悔することもよくあります。しかし、恋愛で辛かったこと、悲しかったことを経験したからこそ、伝えられることがあり、現在、恋愛マインドコーチとして過去の自分と同じように悩んでいる方のサポートができるようになりました。
過去の経験は、決してネガティブかつ無駄なものではありません。その経験があるからこそ、気づきも得られます。過去の出来事に対して「ありがとう」と感謝の気持ちを持つことで、ネガティブな感情を和らげることができます。過去の経験から学んだことを書き出してみるのも良いでしょう。
2. 他人の評価や意見
他人からどう思われているかを気にすることは、多くの人が陥りやすい思考パターンです。しかし、他人の評価や意見は、その人の主観に基づいたものであり、必ずしも真実ではありません。
「すごいね」と周りから、何がすごいのか分からないけど、よく褒めてもらう私。その「すごいね」に見合う自分にならなければと、自分をよく見せようと頑張ってる時期がありました。しかし、できないこと、苦手なことを伝えるようにしたら、とても楽になりました。
自分の価値は他人の評価で決まるものではありません。毎日、自分の良いところを3つ書き出す習慣をつけたり、ことあるごとに自分を褒める癖をつけることで、自己肯定感を高めることができます。
3. コントロールできないこと
天候や他人の行動など、自分ではコントロールできないことについて悩むのは、時間とエネルギーの無駄です。
私は寒い冬が嫌いです。冬になると冬眠したいくらいです。しかし、四季のある日本に住んでいる以上、必ず冬はやってきます。冬の間、「寒い寒い」と愚痴っているわけにはいきません。冬のファッションを楽しんだり、寒い日に自宅で仕事ができることに感謝したりすることで、嫌いな冬を楽しむようにしています。
コントロールできないことよりも、自分でコントロールできることに焦点を当てましょう。「今、自分に何ができるか」を考えることで、生産的な思考に切り替えることができます。
4. 「もし〜だったら」という仮定
現実には起こっていないことについて考えるのは、不安や心配を増幅させるだけです。
コロナ禍で、私は収入源も彼氏も失いました。その時、「お金がなくなったらどうしよう」「このまま1人かもしれない」という不安と恐怖が押し寄せて、すごく苦しかったです。しかし、雨が凌げる家がある、会えなくてもネット環境があることで人と繋がれる、「今」に感謝することで、乗り切ることができました。
起こっていない出来事に対して、「もし〜だったら」と不安を抱くのではなく、「今、何が起きているか」に注目しましょう。現実に基づいた思考は、より適切な判断や行動につながります。
5. 完璧を求めること
完璧主義は、しばしば行動の妨げになります。「完璧にできないなら、やらない方がいい」という思考は、成長の機会を奪ってしまいます。
10年前、人生で初めて自己啓発セミナーを受けました。セミナーで学んだ「早起きをする」「目標を見直す」「1日のスケジュールを立てる」などのルーティーンを「こなさなければいけない」と完璧を求めていたことがあります。今は、太陽と共に起きて、自分の直感を大事にして生きるようになり、自分らしく生きられるようになりました。
完璧を目指すのではなく、「十分に良い」状態を目指しましょう。80%の完成度で行動に移すことで、より多くの経験と学びを得ることができます。「良い加減」という言葉も私は好きです。
6. 他人との比較
SNSの普及により、他人の生活や成功を目にする機会が増えました。しかし、他人との比較は不必要なストレスや劣等感を生み出します。
自分の仕事やプライベートがうまくいっていない時は、SNSの投稿を見て、人を羨ましく感じることもありました。しかし、他人と比較しても自分はその人たちにはなれないし、別にそうなりたいわけではないんです。自分の理想があり、いかに日々、それに向かっていけているか?過去の自分と比較して、成長していれば花丸を上げることにしています。
他人との比較ではなく、過去の自分と比較しましょう。「昨日の自分より今日の自分が成長している」という視点を持つことで、より前向きな思考が可能になります。
7. 変えられない自分の特徴
身長や生まれ持った才能など、変えることのできない自分の特徴について悩むのは無意味です。
私は、筋肉質で足や肩が女性にしては逞しいのがすごく嫌でした。「肩の骨を削りたい」「足の筋肉を成長させる神経を切りたい」といった、美容整形も考えていたほどです(笑)しかし、筋肉が多いことで、贅肉はつきにくい、運動していないのに運動できる人に見られるなどのメリット?もあるので、いいように考えるようにしました。
変えられない特徴よりも、自分の長所や才能に注目しましょう。それらを伸ばすことで、独自の価値を生み出すことができます。
8. 他人の人生や選択
他人の人生や選択について考えすぎるのは、自分の人生を生きる時間を奪ってしまいます。
友達がパートナーのことで長年、悩んでいました。力になってあげたいと、いろいろとサポートしようとしましたが、最終的には、本人がどうするか、どうしたいかが大切でした。きちんと話し合いができ、今は幸せに暮らしています。
他人の人生よりも、自分の人生に焦点を当てましょう。「自分がどう生きたいか」を考えることで、より充実した人生を送ることができます。
9. 「すべき」という思考
「〜すべき」「〜しなければならない」という思考は、不必要なプレッシャーを生み出します。
私は母親の影響で「女性でも自立しなければならない」「稼がなければいけない」という思考で生きてきました。そのせいか、人に頼ることが苦手な人になってしまいました。今は仕事を選ぶのにも「したい」ことしかしないようにしています。
「すべき」を「したい」に置き換えてみましょう。本当にやりたいことに時間とエネルギーを使うことで、より充実した人生を送ることができます。
10. 未来の不安
まだ起こっていないことについて心配するのは、現在の幸福度を下げるだけです。
何かに挑戦する時、「失敗したらどうしよう」とか、人に自分の話をする時、「嫌われたらどうしよう」といった不安がよく付き纏っていました。今もそういう思考に陥りますが、実行してみると、想像していたほどの悪い結果にはならない、むしろいい結果になることも多いことがあります。
未来の不安よりも、今できることに集中しましょう。小さな一歩を積み重ねることで、不安は自然と解消されていきます。また、不安で行動できないということは、いい結果が生まれるかもしれないのに、もったいないです。「不安を小脇に抱えてやる」という言葉があります。不安は感じても、行動してみる姿勢が大切です。
まとめ:考えても無駄なことを手放し、幸せな人生を送ろう
以上、「考えても無駄なこと10選」をご紹介しました。これらの思考パターンに気づき、手放すことができれば、より幸せで充実した人生を送ることができるはずです。
重要なのは、これらの「無駄な考え」を完全になくすことではなく、気づいたときに「ああ、これは考えても仕方ないな」と認識し、より生産的な思考に切り替えることです。
今日から、「考えても無駄なこと」に気づいたら、それを手放す練習をしてみませんか?そして、その代わりに「今、自分にできること」「自分が本当にしたいこと」について考える時間を増やしてみてください。きっと、新しい可能性や幸せが見えてくるはずです。
幸せは、思考の選択から始まります。あなたの人生が、より豊かで充実したものになったら幸いです。
1. 「マインドフルネス」ジョン・カバットジン著
2. 「嫌われる勇気」岸見一郎・古賀史健著
3. 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー著
4. 「今、ここ」エックハルト・トール著
5. Headspaceアプリ(瞑想アプリ)
これらの本やリソースを活用することで、より深く自己理解を進め、生産的な思考パターンを身につけることができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。