- パートナーと長年SEXをしていない
- パートナーとのセックスレスを解決させたい
- セックスレスで自分に自信がなくなっている
セックスレスのお悩みに関しては、お仕事以外で、プライベートで話しているときにもよく出てくる話題です。日本の夫婦の半数以上がセックスレスといわれています。
セックスをしなくてもお互いに不満がなければ問題はありません。しかし、どちらかがセックスレスの状況に不満を感じていたり、悩んだりしているのであれば、何かしらの解決策が必要です。
セックスレスになる原因は、1つではなく複合的に絡み合っていることが多いため、なかなか解決できないのが現状です。今回の記事では、セックスレスになる原因や解決策についてまとめてみました。
どれくらいの期間なかったらセックスレス?
弁護士法人ALG&Associatesの離婚コラムによると、「セックスレス」を理由にした離婚相談も多く寄せられているそうです。その際、夫婦のどちらか一方が正当な理由なく性交渉を拒否しているなら離婚事由となり、慰謝料も請求できる場合もあるのだそう。その金額は100万円程度。
離婚が認められるのは、セックスが長期間ないことで、夫婦関係を継続していくことが難しい場合とされていますが、では、長い期間とはどのくらいなのでしょうか?
セックスレスに法的な定義はないそうで、日本性科学会が定義しているセックスレスとは「特別な事情がないにも関わらず、夫婦の合意した性交渉またはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」なのだそうです。
意外と短いという印象ですが、1ヶ月以上、片方が望んでいるのにそれに応じない、拒否している場合は、セックスレスに該当するようです。
セックスレスになる7つの原因
①コミュニケーションが不足
まず、セックスレスの原因の一つに考えられるのは、コミュニケーション不足です。会話をしたりスキンシップそのものが減ってくると、お互いの性的欲求や不満を共有することができなくなります。
これが積み重なることで、だんだんとSEXをしたいという欲求を無視したり、お互いに興味関心が薄れてくるという状況に陥り、セックスレスにつながります。これが長年続くと、今更…という気持ちになったり、恥ずかしくてセックスをすることができなくなります。
体のこと、健康のことなど、日常生活の中で会話ができる時間を持つことが必要です。
②ストレスや疲労が溜まっている
仕事が忙しい、家事や育児の負担などの日常生活のストレスが溜まると、心身ともに疲れてしまい、性欲減退につながります。過度な疲労は、集中力低下、気力の衰え、不眠、倦怠感、抑うつなどを引き起こす原因となります。
気力は言い換えると「エネルギー」です。男性の射精は「エネルギー」を放出します。疲労で気力が衰えていると、性欲も減退してしまいます。
ストレスはホルモンバランスにも影響します。男性の場合、ストレスによってコルチゾールというホルモンが分泌されて、テストステロン(男性ホルモン)の働きが抑えられてしまいます。
③年齢や健康的な問題
ストレス以外にも、年齢とともにホルモンの分泌が減少されて、性欲が減退します。また、何らかの疾患を抱えている場合、長期にわたる薬の服用などで、男性ホルモン、女性ホルモンの分泌が低下することも考えられます。
④パートナーへの嫌悪感
パートナーへの不満があり、それを発散できていないことで、それがストレスとなり、パートナーに対して嫌悪感が生まれると、セックスを求められても体が拒否してしまう場合があります。
また、過去に浮気されたという経験があると、許したつもりでも本当は許せていない、また同じことをするのではないかという不信感からパートナーに対しての嫌悪感が生まれてしまいます。
⑤子育てなどの家庭環境の変化
子供が生まれてからセックスレスになったという話はよく聞きます。女性は、子供のこと優先になりがちで、夫婦間のコミュニケーションを取る時間も減ってしまいます。また、ワンオペ育児の場合、疲労やストレスによって、性欲が薄れてしまいます。育児に協力的ではない夫に対する不満も溜まると、嫌悪感につながり、ますます悪循環を引き起こします。
⑥お互いの性欲の違いや満足度の低下
年齢とともに、性欲の強さにも違いが生じてきます。どちらかが性欲が強いまま、または強くなってきたという一方で、パートナーが性欲減退していると、セックスをすることが難しくなります。また性欲の強さの違いから、どちらかが満足できないセックスが続くと、セックスレスにつながります。
⑦マンネリ化
いつも変わらないセックスが習慣化してしまい、マンネリ化した状態が続くことでセックスレスに陥ります。マンネリ化は、急に訪れるものではなく、じわじわと忍び寄ってくるのがマンネリ化。
いつもと同じ流れ、ルーティン化してしまい、気がついたらマンネリ化して感じにくくなった、興奮しなくなったという状況に陥り、セックスレスにつながります。
セックスレスが引き起こす問題
一つは、パートナーとの関係が悪化することです。性欲や満足度の違いによって、パートナー以外の人と関係を持つようになったり、体の関係がなくなることで、対話も少なくなり、コミュニケーションがさらに不足した状態になってしまいます。
また、「女性としてみてもらえてない」「男性としてみてもらえない」と自信を消失し、自己肯定感が下がってしまうという問題も生じます。子供ができたり、ペットを飼い始めたりすると「家族にしか思えない」という理由で、セックスレスになってしまうケースがありますが、そうなると、男性として、女性としての自信が持てなくなってしまいます。
セックスには、癒すの効果もあります。男性も女性も年齢とともにホルモンの分泌が減少しますが、SEXをすることで幸せホルモンの「オキシトシン」が分泌されます。女性の更年期障害の症状緩和にも効果が期待できます。セックスレスは、更年期障害の症状悪化にもつながる可能性があります。
セックスレスに対する解決策について
今後もパートナーとの関係を良好に保つ、改善するためにも参考にしてみてください。
コミュニケーションを取る
まずはパートナーとのコミュニケーションを取るようにしましょう。お互いの話をゆっくりとする対話の時間を作って、セックスのことに限らず、仕事や子育て、不満に思っていることなどを共有しましょう。
長年セックスレスが続いていると、対話もスキンシップも最初は恥ずかしく感じると思いますが、2人で外食をする、旅行に行くなどして、いつもとは違う環境を作ってみる、軽いボディタッチをしてみるなどして、歩み寄ってみましょう。
シチュエーションを変えてみる
セックスがマンネリ化しているなら、シチュエーションを変えてみましょう。マンネリ化している夫婦がしている解決策に多いのが、場所や環境を変えることです。旅行もいいですが、遠出ができないなら、近くのホテルに行くのもいいでしょう。
またいつもと同じセックスになっているという場合は、体位を変えてみたり、時間帯を変えるのもおすすめ。夜は疲れていてセックスする気になれないという人も、朝の方が性欲が湧くという人もいます。一緒にエッチな映画を見るのもおすすめです。
リラックスする時間を取る
疲れやストレスが溜まっていて、性欲が減退しているなら、リラックスする時間が必要です。お休みを取ったり、ボディマッサージやヘッドマッサージでストレスを緩和するのもおすすめです。
東洋医学の鍼灸は、性欲減退や機能障害の改善に効果が期待できます。ご自身に合うリラックス方法を見つけてみてください。
女性らしさ男性らしさを意識する
家族としか思えない、女性・男性として見れなくなったなどが原因でセックスレスになっている人は要チェック。
お互いオナラやゲップを目の前でするようになっていたり、女性なら彼の前で着替えをする、おしゃれをしなくなったということはありませんか?外に出たら、素敵な異性はたくさんいます。家に帰ると、おじさん化、おばさん化しているパートナーを見ると、どうしても異性としての意識が薄れてしまいます。
付き合い始め、新婚当時を思い出して、男性、女性として意識してみませんか?
カウンセリングや診察を受ける
年齢とともにホルモンバランスが乱れにより、男性であればED(勃起障害)、女性であれば潤い不足による性交痛などで、セックスができない状況に陥っている場合があります。病院での診察で、男性性機能障害や女性性機能障害などの診断を受けることができます。
もし、セックスの強要、過去の性的経験がトラウマになっているという、精神的な問題がある場合は、カウンセリングを受ける方法もあります。場合によっては、パートナーと2人で受けることがおすすめされます。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最近は、アプリで体だけの関係を求めて出会う男女も増えています。しかし、その相手を本気で好きになってしまい、不倫の悩みに変わる人もいます。実際、そういう相談もあります。
性欲だけを満たそうとしても、解決できないのです。好きな人、大切な人と良好なパートナーシップを築くことで、心も体も満たされます。今のパートナーとの関係をこれからも続けたいと感じているなら、ゆっくりでもセックスレスの悩みを解決していきましょう。
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