![冬の乾燥肌](https://bijinmind.com/wp-content/uploads/2023/11/28128097_m-1024x683.jpg)
急に温度が低くなり、寒さをひしひしと感じるようになりました。
寒さと同時に、肌の乾燥が気になる人も多いのでは?
今回は、秋冬に肌が乾燥する主な原因3つと今から間に合う美肌のための冬支度について、紹介していきますね。
秋冬に肌が乾燥する3つの原因
秋冬になると肌が乾燥して、肌荒れやヒリヒリなどの肌トラブルを起こしやすくなります。
この季節に乾燥する主な原因3つを紹介します。
①湿度が下がる
お肌が秋冬に乾燥する主な原因の一つは、湿度が下がることにあります。
6月〜10月にかけては、平均80%前後の高湿度に対して、12〜1月は60%もありません。
![冬の乾燥肌](https://bijinmind.com/wp-content/uploads/2023/11/1996_d001_l-e1699769226721.png)
画像引用元:https://www.clasico-nomura.jp/clip/detail_1996_1_0_0.html
空気が乾燥することで、肌の水分が蒸散されやすくなり、乾燥しやすくなります。
②暖房機器による乾燥
自然と空気が乾燥しているうえに、部屋の中では、暖房機器を使うようになります。
暖房機器で空気は暖まりますが、その分、湿度は下がり、空気が乾燥します。
特にエアコンや電気ストーブは、水蒸気が出ないので、開放型の石油ストーブやガスストーブに比べると、空気が乾燥しやすいと言われています。
空気の乾燥は、肌のカサつき、肌荒れなどのトラブル以外にも、インフルエンザウイルスが」生存しやすく、感染症にかかるリスクが高くなるなどのデメリットもあります。
③肌機能の低下
本来、お肌は乾燥を察知すると、皮脂や潤い成分を自らの肌で作り出すことができます。
空気の乾燥とともに、肌も乾燥するという方は、肌機能が低下していることが考えられます。
肌機能が低下する原因は、加齢、間違ったスキンケア、自律神経の乱れ、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどが考えられ、複数の原因が重なっている場合もあります。
特に、自律神経の乱れは、秋冬の気温差に体が対応しにくくなり、体調不良の原因にもなります。自律神経は、ストレスや睡眠不足で乱れやすくなるため、原因は1つとは限りません。
秋冬になると、肌が乾燥したり、肌トラブルが増える方は、自律神経のバランスにも気をつけてみてください。
また、夏の紫外線ダメージも秋冬に出やすくなります。日焼けをする機会が多かったという方は、早めのケアが必要です。
肌が乾燥する3つデメリット
「乾燥」は美肌の大敵です。肌が乾燥するデメリットを紹介します。
①シミやシワの原因になる
肌が乾燥すると、乾燥による小じわができやすくなります。また、肌の新陳代謝(ターンオーバー)もスムーズにいかず、排出されるはずのメラニン色素が残り、シミの原因にもなります。
②肌が敏感になる
乾燥するということは、そもそも肌機能が低下しています。その肌機能の一つ、バリア機能という、肌を外部刺激から守ったり、水分蒸散を防いでくれる機能が低下している可能性があります。
バリア機能が低下していると、ホコリ、乾燥、大気汚染などの外部刺激のダメージを受けやすくなります。アレルゲンが皮膚の中に侵入して、ヒリヒリや赤み、痒みなどの肌トラブルを起こしやすくなります。
肌トラブルによる炎症は、さらに炎症後色素沈着というシミが残る可能性もあります。
③毛穴が開く
肌が乾燥すると、全体的に皮膚がたるみます。
大きく丸く開く毛穴は、皮脂が過剰分泌している人の特徴ですが、雫型に縦長に広がる毛穴は、乾燥による皮膚のたるみが原因です。
毛穴が開くと、メイクノリが悪くなったり、疲れた印象を与えたりします。
今からでも間に合う!美肌のための冬支度
秋〜冬にかけて、湿度が下がり、気温の低下とともに、暖房機器の使用も多くなります。
肌が乾燥するのを防ぐためにも、今から美肌のための冬支度を始めましょう。
①加湿器
東京都福祉保健局の「健康・快適居住環境の指針」(※1)によると、部屋の湿度は40~60%を目安にと推奨されています。
そのため、必要に応じて、加湿器の利用をおすすめします。
開放型の石油ストーブなどは、ストーブの上に水を入れたヤカンを置くことで、水蒸気が発生して、部屋の乾燥を防いでくれます。
そのほかにも、濡れたタオルをかける、カーテンなどの布製品に霧吹きをかけて湿らすなどして、部屋の乾燥を防ぎましょう。
(※1)「健康・快適居住環境の指針」
②冷え対策アイテム
お肌は食べたものでできていると言われていますが、その食べたものの栄養素を肌まで行き届かせるためには、血液循環がスムーズであることが必要です。
体が冷えて、血行不良になると、肌の血色が悪くなったり、栄養や酸素が行き届かず、肌が乾燥するなどのトラブルを引き起こします。
「首」がつく部位を温めることで、冷えを予防できます。足首を保温するレッグウォーマーや外出先では、手袋、マフラーで冷気を防ぎましょう。
また、バスソルトなどでより入浴効果を高めたり、ショウガなどの体を温める食材を積極的に摂るようにしましょう。
③高保湿コスメ
基本的に、季節によって化粧品を変えることはありませんが、夏はさっぱり、冬はコッテリと、テクスチャーや機能の異なる化粧品を使っている場合は、秋冬用にチェンジすることをおすすめします。
お使いのメーカーにもよりますが、肌を乾燥から守るクリームを高保湿なものに変えておくだけでも大丈夫です。
冬におすすめのスキンケア
お肌の状態は、季節だけでなく、毎日のお天気によっても変わります。
毎日、自分の肌に触れることで、今日は乾燥している、潤っているなどの変化が分かります。
スキンケアの時間は、ささっと終わらせるのではなく、手のひら全体で包み込むようにして、一つ一つのアイテムを浸透させると同時に、肌の状態を確認してください。
その肌状態によって、スキンケアも変えていきましょう。
①美容オイル
美容オイルは、一つ持っておくと便利です。
植物性のオイルやスクワランオイルは、人間の皮脂に似た成分を含んでいるため、肌に馴染みやすい性質を持っています。
皮脂分泌が不足している肌におすすめのアイテムです。
スキンケアの最後に、乾燥しやすい部分にちょい足ししたり、美容液やクリームに混ぜて、保湿力を高めることもできます。
また、洗顔後の肌にたっぷり塗って、入浴すると、オイルパック効果で肌がしっとりします。
髪の毛に使うこともできて、乾燥や静電気を防ぐこともできます。
②引き算美容
乾燥するので、乳液や美容液、クリームと重ね付けするという、足し算美容になりがちな冬ですが、引き算することも大切です。
汗や皮脂が少なくなった秋冬の朝は、洗顔料を使わなくても、ぬるま湯か常温の冷たすぎない水だけでも、十分汚れは落ちます。
洗顔料を使うことで、少ない皮脂までも取り除かれる可能性があります。
お肌の状態を見ながら、必要のない時は、洗顔料の使用をやめてみましょう。
また、石鹸で落とせるファンデーションや日焼け止めを使うことで、クレンジングの使用もなくなり、肌へのダメージを減らすこともできます。
③日焼け止め
夏に比べると、紫外線量は減りますが、冬でも油断は禁物です。
必ず、日焼け止めは塗るようにしましょう。
外に出ない時でも、パソコンやスマホからのブルーライトによって、肌はダメージを受けます。
乾燥からも肌を守ってくれるので、必ず日焼け止めは塗ることをおすすめします。
まとめ
今回は、秋冬に肌が乾燥する原因や乾燥による影響、秋冬に向けての対策をお伝えしました。
乾燥は、老化を速める原因にもなるため、乾燥しないように予防することが大切です。
コスメでの乾燥対策だけでなく、お部屋の乾燥対策、体のケアもしながら、秋冬の乾燥を乗り切りましょう。