よく「ていねいな暮らししてますね」と言われることがある私です(笑)
今回は、最近よくInstagramのハッシュタグにも使われる「ていねいな暮らし」とは、いったいどんな「暮らし」なのか?また、「ていねいな暮らし」を始めるための10のステップをご紹介いたします。
今さら聞けない「ていねいな暮らし」とは?
「ていねいな暮らし」とは、言い換えると、「心地よい暮らし」「気持ちのいい暮らし」などです。「ていねいな暮らし」が一般的に使われ始めたのは、2010年ごろからで、ライフスタイル誌や女性誌などで特集を組まれたりしています。
「ていねいな暮らし」具体的にどんなこと?
具体的な例を挙げると、下記のようなことがあります。
- 土鍋でごはんを炊く
- 梅仕事(梅干しや梅酒をつける)をする
- アロマやお香を焚く
- おやつを手作りする
- 花を飾ったり、観葉植物を育てる
- 衣服や下着をナチュラル素材のものにする
- 味噌や塩麹などの発酵調味料を手作りする
- 朝早く起きてヨガやストレッチをする
- ちょっとした贅沢を楽しむ
今日から始める「ていねいな暮らし」10のステップ
「ていねいな暮らし」をしてみたいけど、何から始めればいい?自分にとっての「ていねいな暮らし」って?という方は、ぜひ参考にしてみてください。
①理想のライフスタイルの明確化
「ていねいな暮らし」と一言で言っても、人それぞれ家族構成、環境、職業、収入など異なり、すべての人が同じ暮らしが実現できるとは限りません。まずは、あなたが理想とするライフスタイルを考えてみましょう。
- もう少し時間にゆとりを持って生活したい
- 家で料理する時間を増やしたい
- ものを減らしてシンプルにしたい
- 田舎暮らしをしてみたい
など、今はできなくても、いずれは田舎で自給自足をしたいという理想を描くのもいいでしょう。どんなライフスタイルだったら、心地よく生活できるかを想像しながら、思いつく限り書き出して、明確にしていきましょう。その中で、今すぐ現実化できそうなことから、ひつずつ始めてみるといいですね。
②不要なものを手放す
「ていねいな暮らし」は、心地よい暮らしをすることです。ものが溢れた部屋では、落ち着かなかったり、「自分はだらしない人間」だと自己評価が下がってしまいます。
使っていないもの、着ていない洋服、読まない本や雑誌などは手放し、ものを減らしてみてください。気持ちがスッキリして、心地よい空間を作ることができます。
③時間の使い方を意識する
「ていねいな暮らし」をしている人は、時間に追われていない印象がありますね。バタバタと時間に追われていると、それだけストレスも多くなります。時間は、すべての人に平等に24時間と限られています。
毎日のルーティーンやタスクを見直して、本当にそれはやるべきことなのか?家族や人に任せることはできないか?を考えてみましょう。
私は、引っ越しを機に、乾燥機付きの洗濯機にしたことで、大嫌いな「洗濯物を干す」という作業をしなくなり、ストレスが軽減されました。最近は、家電を取り入れて、時間を作ることもできるので、ゆとりのある生活をするためにも、時間の使い方を意識してみましょう。
④自分のケアをする
「ていねいな暮らし」をしている人は、心身ともに健康的です。リラックスする時間をとり、ストレスを軽減して、メンタルをケアしたり、食事や質の良い睡眠をとり、体の健康にも気を使っています。
「ていねいな暮らし」とは、「自分をていねいに扱う」ことです。自分をていねいに扱おうとすると、自ずと「ていねいな暮らし」になっていきます。
⑤自然とのつながりを意識する
私たちは、自然がないと生きていきません。
朝、太陽の光を浴びることで、自律神経のバランスが整ったり、空気を吸うことで、全身に酸素を取り込むことができます。生きるために欠かせない水も自然界から頂いています。
満月や新月の時や低気圧の時、体調が悪くなると感じる人も多いと思いますが、私たちは、自然界の中で、自然と繋がって生きています。自然と意識すると、朝起きて、カーテンを開けて、空気の入れ替えをするといった、「ていねいな暮らし」ができるようになります。
⑥情報の取捨選択
テレビ、ネットニュース、SNS…毎日毎日、たくさんのニュースや情報が舞い込んでくる現代社会。いいものも悪いものも混在しています。すべてが自分に必要な情報ではありません。情報が入りすぎると、頭が混乱して、本当に必要なものが分かりづらくなります。
不要な情報はさっさと手放すか、テレビのニュースや情報番組、ネットニュースを見ないなどして、情報を遮断しましょう。ときには、スマホを手放し、デジタルデトックスをすることもおすすめです。
⑦感謝をする
「ていねいな暮らし」を実現するには、毎日小さなことにも感謝することです。
空気が吸えて生きていること、雨風を凌げる家があること、家にいても買い物ができるネット環境があること、毎日ごはんが食べられることなどなど、人への感謝はもちろんですが、当たり前のこと、ものにも感謝します。
前述しているように、自然とのつながりを意識するだけでも、感謝できることは見つかります。毎朝、目が覚めて起きられることも当たり前ではありません。今あるものに目を向けて、感謝できることを見つけてみてください。
⑧新しいことを学び自分を成長させる
新しいことを学ぶことで、自分を成長させることができます。仕事に関係することでなくても、興味を持ったことを学んだり、関連する書籍を読んだりしてみましょう。自分が成長して、できることや知識が増えると、自信にも繋がります。
「ていねいな暮らし」をしていく上で、自分軸をしっかり整えておくことは大切です。自信がないと、他人を羨んだり、他人からの目や言葉が気になり、自分らしさを見失います。いくつになっても学びは、自分を成長させます。ぜひ、興味のあることを学びましょう。
自分軸については、下記の記事も参考にしてみてください。
⑨いい人間関係を構築する
人が感じるストレスの90%が人間関係だと言われるほど、人間関係に悩む人が多いのが現状です。いい人間関係を構築することは、ストレスを減らすことができます。職場、家庭、友人など、ストレスを感じている問題はありませんか?
悪化している人間関係をすぐに良くすることはできない場合もありますが、ストレスフリーな「ていねいな暮らし」のためにも、いい人間関係の構築を意識してみましょう。
⑩手作りやリサイクルを意識する
「ていねいな暮らし」とは、自分自身が心地よく生活すること。不摂生をして病気になったり、地球を汚して環境を悪くすることは、心地よさとはかけ離れてしまいます。
体に良くないものをできるだけ避けるために、料理をしたり、裁縫や編み物が得意なら、心地いい洋服を作ってみたり、リメイクしてみるのもいいですね。リメイクという言葉を出しましたが、ゴミを減らすという意味でも洋服のリメイクはおすすめです。
もちろん、リサイクルできるペットボトルやアルミ缶、プラスチックごみなどを分別して捨てるという行為も「ていねいな暮らし」を実現するために必要なことです。心地よく過ごすことは、自分の暮らす家だけではありません。地球全体もご自身の家だという意識を持ってみてください。
「ていねいな暮らし」はうざい?
「ていねいな暮らし」を始めると、SNSで発信したくなる人も多いと思います。手作りの料理やスイーツ、お気に入りの家具、増えていく観葉植物、磨かれていく自分などなど。しかし、それに対して、批判する人もいます。
ネット上では、「ていねいな暮らし」が、うざい、痛い、嘘というアンチな言葉も見受けられます。
なぜ、「ていねいな暮らし」は批判されるのか?
多くの「ていねいな暮らし」をしている人は、専業主婦などの時間に余裕のある人が多く、普通に会社員として働く人にはできないライフスタイルの価値観を押し付けられているように感じる人もいるようです。
またナチュラルなものや健康にこだわりが強く、アドバイスするような言い回しになったり、ていねいな暮らししているわりに、肌が汚いとか、ファッションセンスがないという批判的な意見が多いようです。
「ていねいな暮らし」は、自分がしたければすればいいし、興味がなければ、しなくてもいいもの。押し付けたり、「ていねいな暮らし」をしていない人を批判するような言い回しは避けましょう。
まとめ
今回は、「ていねいな暮らし」を実現する10個のステップをご紹介しました。
②不要なものを手放す
③時間の使い方を意識す
④自分のケアをする
⑤自然とのつながりを意識する
⑥情報の取捨選択
⑦感謝をする
⑧新しいことを学び自分を成長させる
⑨いい人間関係を構築する
⑩手作りやリサイクルを意識する
すべてを取り入れる必要はありませんが、まずは
①理想のライフスタイルの明確化
これが大事。自分自身がどう心地よくいられるのか、自分自身にとっての「ていねいな暮らし」を見つけてみてください。